かつて北海道の大地を駆け巡っていた、今は廃線となった国鉄ローカル線のありし日の姿。
線名:相生線(あいおい・せん)
区間:美幌(びほろ)-北見相生(きたみあいおい) 36.8Km
全駅:美幌-(旭通)-上美幌-(豊幌)-活汲-(達美)-津別-(高校前)-恩根-本岐-(大昭)-(開拓)-北見相生
( )の駅は、仮乗降場。
開業:1924年11月17日 美幌-津別
全通:1925年11月15日
廃止:1985年04月01日
訪問:1981年05月03日
津別駅には交換設備があった |
高校生の登下校時間だけ混雑した |
相生線は、阿寒湖・摩周湖の観光起点となる美幌駅から分岐し、山間の町津別を通って北見相生へ抜けていた。もっとも、観光のためのバスは美幌駅から出発していたので、阿寒湖を目指す観光客が相生線を利用することはまずなかった。
40kmに満たない短い盲腸線だったが、津別駅には交換設備があって、たった1両の車両といえども、入れ違いのため停車した。
津別駅には活気があった。歴史をひもとくと、津別までが先行開業していた経緯があったからだろう。