
かつて北海道の大地を駆け巡っていた、今は廃線となった国鉄ローカル線のありし日の姿。
線名:興浜南線(こうひんなん・せん)
区間:興部(おこっぺ)-雄武(おむ) 19.9Km
全駅:興部-沢木-(元沢木)-栄丘-(雄武共栄)-雄武
( )の駅は、地元の請願で作られた仮乗降場。
開業:1935年09月15日 興部-雄武
全通:1935年09月15日
廃止:1985年07月15日
訪問:1977年08月04日
![]() |
![]() 仮乗降場は地元の請願で作られた、国鉄本社未公認の駅。 ホームはたいていの場合木製で、1両の半分しかない小さい駅も珍しくなかった。 |
![]() |
![]() |
![]() |
名寄本線の興部(おこっぺ)から分岐し北へと延びる興浜南線は、見果てぬ恋人興浜北線との中を、バージンロードの路盤まで用意されていたにもかかわらず、「興浜線」として結ばれることなく消し去られた。
歩いても走破できる20kmに満たない路線は、荒涼たるオホーツク海を見ながら走る、盲腸線という名にふさわしい寂しい路線だった。
筆者は興部からの往復と、北見枝幸からバスに乗って、雄武から興部までの片道に乗っている。/p>
![]() |
![]() |