名人が教える150のノウハウ
■予想問題を作って調査する
当日慌てて友人に電話をしても確かな答えは得られないから、予想問題を作って事前に調べておきましょう。例えば、
「ニューヨークの自由の女神の展望台は禁煙である」
「ニューヨークの自由の女神の修復委員会の委員長は、クライスラー社のアイアコッカ氏である」
「ニューヨークの自由の女神は実はニューヨークにはない」
「ニューヨークの自由の女神があるリバティー島の面積は後楽園球場の面積より広い」
「ニューヨークの自由の女神の台座には幸せのコインが埋められている」
「ニューヨークの自由の女神の台座には小さな池がある」
「ニューヨークの自由の女神のあるリバティ島には、自由の女神を作った彫刻家バルトルディ自身の像もある」
「自由の女神のあるニューヨークとパリは姉妹都市である」
「奈良の大仏が立ったとしたら、ニューヨークの自由の女神よりも背が高い」
「ニューヨークの自由の女神と奈良の大仏とでは、奈良の大仏のほうが重たい」
「ニューヨークの自由の女神のたいまつを灯す電気代はニューヨーク市が支払っている」
こんな問題が出たらガイドブックだってお手あげ。それにしてもどうやって調べたらいいのやら……。
ちなみに第6回のゲート問題、「ニューヨークの自由の女神は贈り主フランスの方角を向いている」は前からぼくらの予想問題としてリストアップされていました。ところがアメリカの広報の仕事をしている会社に問い合わせたら「フランスのほうを向いている」とのお答え。で、○へ行ったら正解は×でした。調査にはフォローが必要。念には念を入れるべきです。なおこの問題の答えは、アメリカで発行しているガイドブックに出ていました。ついでながら、外国発行のガイドブックは丸善や紀伊國屋書店などの洋書店で買えますし、丸の内の日本交通公社(財)観光文化資料館(03‐214‐6051)では各国の観光ガイドブックが自由に閲覧でき便利です(コピーもしてくれます)。
※1981年の第5回ウルトラクイズの後楽園球場ゲート問題
いろいろ苦労してゲート問題を考えた末、球場内に入ります。入口は整理番号順に分かれています。ある年、友人が応募開始と同時に日本テレビに応募用紙を持参したらNo1の番号を貰ったことがありました。中には後楽園に何人集まったか目安にするため、締め切りギリギリに申し込む人もいます。そうすると自分の整理番号がラストに近い番号になりますからね。
入口奥で○なら赤、×なら白のボールをもらい、それぞれのコーナーに行きます。ゲート問題の答えが発表されるまではいくら自信があっても緊張するもの。周りの見ず知らずの参加者とも一体感が生じ、「まーる、まーる」「ばーつ、ばーつ」のコールが自然と出てきます。
※1981年の第5回ウルトラクイズの後楽園球場