4■実践篇

これがクイズ番組の実態だ。

ここまで知っていれば、怖くない

100万円・クイズハンター

三枝の国盗りゲーム

世界一周・双六ゲーム

パネルクイズアタック25

クイズタイムショック

アップダウンクイズ

クイズ・100人に聞きました

アメリカ横断ウルトラクイズ




クイズ・100人に聞きました
−−−−−ハワイめざして、トラベルチャンス!



■正解がたくさんあるクイズ
 ヤマカンクイズの代表としてクイズ・100人に聞きましたを取り上げ、予選の模様や録画手順を解説します。
 クイズ・100人に聞きましたは最初は家族対抗クイズ合戦というタイトル(手本にしたアメリカのファミリーフュードをそのまま訳したもの)で、日曜日の昼間に放送していました。視聴率も良く1年後、ゴールデンに格上げされ、いまでは「100人に聞きました」が流行語になるほどです。
 この番組のユニークな点は、正解がいくつもあること。普通のクイズは答えが一つでないと成立しませんが、クイズ・100人に聞きましたはアンケートの上位の解答を当てるという、クイズの常識の逆をいっているのです。同じ「滑るものといったらなんでしょう」という問い掛けでも、スキーヤー、受験生、主婦、サラリーマンなど、調査対象が異なれば当然答えも違ってくるので、おもしろさも増すのです。
 ハガキに家族構成を書いて申し込めば、抽選で予選会のお知らせがきます。「家族」といっても同居でなくてもよく、いとこなどの親戚までは許されているようです。最近では家族以外のグループ大会も開かれています。予選会は「かなりの地方」でも行われているようです。

■予選で本番同様のクイズをする
 東京地区ではハガキの抽選で選ばれた約30組が赤坂のTBSの会議室(リハーサル室)に集合します。グループでするヤマカンクイズは、予選も必ず同じグループでしますので、クイズ・100人に聞きましたなら5人揃って予選にいかなくてはなりません。
 まず5人それぞれがプロフィール表を書きます。次に2組ずつが前に出て、スタッフはもちろん他の予選参加者の見ている前で本番同様のクイズ戦をするのです。一人ずつ自己紹介をしたのち、かつて番組で使われた問題が出されます。
 テレビで中央に写る、あの電飾パネルはさすがに予選会にはなく、スタッフ手作りの、紙芝居型のボードがそれに替わります。
 ここでのポイントは明るく振る舞うこと。そして5人のチームワークがよくとれていること。1人が明るくても、残りの4人が暗ければ、明るい一人は一家の突然変異?として不合格になってしまいます。なにしろもっともアットホームなクイズですので、視聴者からも微笑ましいと思われるくらいの明るさ、家族の仲の良さが見られるのです。
 問題を答えるポイントは、例えば「幼稚園児100人に聞きました。ポケットのあるものといったら何でしょう」が出されたとします。
「エプロン」「背広」「ズボン」「スカート」など、いろいろ答えが出るでしょう。でも答えがあっていることより、いかに楽しく答えているかの雰囲気が大事なのです。ヤマカンクイズは知識クイズとはそこが違います。全身から得られるタレント性が出場できるポイントです。大きな声で元気よく、時にはジェスチャーも交えて答えるようにします。
 答えの中で誰かが「ドラえもん(何でも飛び出す四次元ポケットを持つ)」と言ったとします。そうなるとこのチームの点は急にあがるでしょう。なぜなら、答えの意外性もこのクイズの一つの売り物なのですから。衣類ばかりが並んだ答えの中に、全然次元の違った答えを言ったとしたら、たとえそれが正解でなかったとしても、ユニークな発想を買われ、大きな得点となることでしょう。本番でも一つの方向からの考えにこだわらず、別の視点で考え直すと、真の答えが見えてくるものです。
 一方でモジモジしてなかなか答えられないようでは、とても合格は望めません。テレビを見ていてもなかなか答えられず、ブブブと催促されていることがありますね。あれは見苦しいでしょう。特に子供と年配の出場者に多いようですので、気をつけてください。もちろん子供は子供らしい目で答えればいいのですが、「あのね、わかんなーい」ばかりじゃ、番組になりませんものね。
 こうして上位2組を選びます。さらにこの2組でより本格的な対戦をして、どちらか一方が本番出場となるのです。

■被験者の気持ちになって考える
 クイズ・100人に聞きましたの本が出ていますので、これを問題集に、5人が集まって練習をします。答えるポイントは被験者になって考えること。
 「幼稚園児100人」「丸の内のOL100人」「札幌のお巡りさん100人」「特売場に来ていた主婦100人」では、同じことを聞いてもそれぞれの立場で答えがまったく違ってきます。幼稚園児ならこう考えるか、最近のOLはわりとドライな考えだから、札幌は寒いから、主婦は生活第一だから……と、自分の考えでなく、被験者の立場で答えましょう。リーダー役は「もっと大きい声で」とか「もう少し違うことを考えて」など、メンバーを指導してあげます。

■丁寧なリハーサルを繰り返す
 録画は赤坂のTBSで日曜日に。放送は約2〜3週間後。応援団もついていきます。
 まず、控え室で最初の挨拶も含めたリハーサルをします。その際、自己紹介にはこう答えてとか、もっとオーバーアクションでとか、スタッフが細かく注意をしてくれます。
 スタジオに入ってセット裏から出てくる登場の仕方も何回かリハーサルします。いいかげん飽きたころに本番となり、どこにいたのか関口さんがやっと現れます。
 本番はテンポよく進みます。後攻になっしまった場合、相手チームが3回間違えると解答権がまわってきますが、相手チームが答えているときから、5人で充分対策を練りましょう。いくつかの答えが浮かんでくるでしょうが、どれをチームの答えとするかは、リーダーの責任にします。役割分担がキチンとできてないと、チームワークが取れなくなり、負けかねないからです。また、観客席はステージと至近してますが、応援団がサインを送ったり答えをしゃべったりすることは一切禁じられます。インチキ作戦は最初から考えないこと。なお、関口さんが手に持っている問題カードには、答えはいっさい書かれていませんので、念のため。


クイズのメニューに戻る    前に戻る    次に進む