TVクイズまる金必勝マニュアル

名人が教える150のノウハウ

©北川宣浩 1985
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17.ニューメディアのクイズ


 ブラウン管のなかで行われるクイズといっても、テレビ番組だけとは限りません。ニューメディアを利用したクイズも、だんだん出始めてきています。

 まず東京・大阪で実用化され、今後全国に普及する予定のキャプテンシステムには、数ある情報のなかにクイズもあります。キャプテンのクイズは大抵三択クイズで、正解のキーを押せば次の問題画面に変わり、不正解ならもう一度となります。キャプテンの情報を受ける端末装置は発売されてはいますが、値段が高いし、主たる情報のニュースや天気予報、買物情報などのソフトがまだまだ充実していないので、当面、メーカーのショールームやホテルのロビーなどのデモを利用して楽しむといいでしょう。

 また、街のゲームセンターにも「頭の体操」や「ウルトラクイズ」といったコンピュータゲームがあり、他のゲーム機同様コインを入れて遊べます。これもキャプテンと同じく三択クイズがほとんどですが、ウルトラクイズのはコンピュータとジャンケンをするなど、番組を模してるのがウリモノです。「頭の体操」をやってみたら、かなりの問題に記憶がありましたので、問題自体はどこかのクイズ問題集からいただいたもののようです。この「頭の体操」は次々に正解していくと機械から「認定証」が発行され、成績の良かった人を集めてハワイ旅行をかけた大会を開いたほどです。

 最近は家庭にもコンピュータが普及してますが、パソコンソフトのなかの「ロールプレイングゲーム」や「アドベンチャーゲーム」と呼ばれるものは、一種のクイズ・パズルのようなものです。宝物や殺人事件の犯人を捜したり、お姫様を助けに悪魔の棲む国へ冒険の旅に出るといた物語をコンピュータと対話しながら解いていくもので、例えば金庫を開ける鍵が木に引っ掛かっている。それを取るのにハシゴを捜す。ハシゴが無いのでロープを木に掛ける。金庫の中からは呪文を書いた紙が出てくる。この呪文は何に使うのか……と、物語を解決していくのにクイズのようなヒラメキがいるのです。

 

 

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