名人が教える150のノウハウ
血液型によって性格や相性、適性などがある程度決められると、ひところ血液型が大ブームになりました。テレビ番組にも血液型をテーマにしたクイズ形式のものがあります。ABOBAゲーム(テレビ朝日)、知って得するゼミナール(テレビ東京)などです。一方では相性診断などは統計学的にいっても全く現実性がなくウソである、と反対意見を述べる人も出てきて、まだまだ血液型性格診断は過熱しています。
ところで先日クイズ好きの友人10数名で会合したとき、それぞれの血液型の話になりました。誰もさまざまなクイズ番組で優秀な成績を修めているクイズマニアばかりですが、その半数以上がB型だったのには驚きでした。
いうまでもなく日本人に一番多い血液型はA型で、全体の約40%。B型は約20%です。単純に考えると約半数はA型のはずなのに、クイズマニアにB型が多いとなると、血液型による性格が影響しているのかもしれません。
血液型の本によるとB型は、「とっさの場合の判断力・行動力に富む。興味が多方面で、しかも集中する。考えが型にはまらず楽観的で、周囲にとらわれない……」とのこと。そういわれればクイズにぴったりの性格ですね。この性格診断をクイズに当てはめるのなら、
「瞬時に正解を頭の中から引き出し、あれもこれもとさまざまなものに興味を示し、文学から科学までなんでも答え、しかもできなくてもともと、周りの人がなんと言おうと関係ない……」となりますか。
一方「いきあたりばったり」の性格でもあるとされ、これまた一攫千金のクイズに当てはまるかもしれません。そういえば、サラ金でコゲツキを起こす人の多くはB型だそうで、クイズマニアにも業者に追われ、姿をくらませてしまった人がいました。
ま、血液型で性格がどうのこうのというのは、しょせんは遊びなのでしょうが、こうして身近に当てはめてみると、まんざらともいえなくないようです。
では、血液型のクイズを……。
「巨人軍の王監督、作家の永六輔氏の血液型はそれぞれ何型でしょう」
答え、名前のとおりです。