TVクイズ大研究

TVのクイズ番組を裸にした本!
数々の番組で優勝を続ける筆者が、自らの経験と頭脳からあみ出した、本当は公開したくない、
TVクイズ攻略のまる秘カリキュラム一挙公開!

©北川宣浩 1981
優勝旅行

第6章 優勝!念願の海外旅行へ出発!


勝手に行けるタイムショック


 タイムショックは5週勝ち抜くか全問正解をすれば優勝し、旅行を含めて百万円がもらえる。

 早飲み込みしてしまう人だと、5週勝ち抜いてたまっている賞金と、優勝してもらえる百万円と、さらに海外旅行の総計約二百万円相当の賞金をもらえると思い込みがちだが、これは間違い。優勝すれば、それまでの勝ち抜きで加算されていた賞金はパーになる。そして百万円相当の旅行の権利が得られるのだが、百万円以下の旅行なら差額は支払ってくれるから、損をするわけではない。おおむね50万円程度の旅行と残りは現金(小切手)になるようだ。税金分5万円が差し引かれるのはやむを得ない。

 タイムショックは優勝者だけのツアーは組まず、個人的にパッケージツアーに参加してもらう形をとっているので、好きな時に好きな所へ勝手に行ける。でも、優勝した回の放送日より1年以内に行かなければ権利放棄とみなされてしまうので、1977年11月に優勝したぼくは1978年2月にアメリカ西海岸へ行った。
 この時の旅行代理店は(株)ヴィーブル。優勝したのだから、「おめでとうございます。当社には次のようなツアーがございますが、どれをお選びなさいますか」なんていうパンフレットが来るかと思えば大間違い。「ぼく、優勝したんですが、どんなツアーがあるんですか。パンフレット送って欲しいんですけど」と、こっちから電話したのだ。パンフの中から46万円と手ごろな「アフリカ・サファリツアー」を選んだが、参加人員が足りずにお流れ。で、22万円の「アメリカ西海岸、ロス・シスコの旅」があったので、友人を連れてこっちへ行った。金額が枠内なら同伴者を認めてくれた。
 カリフォルニアは年間三百日は晴れだそうだが、ぼくらの行った1週間は残りの65日に当たったらしく、ずっと雨。友人とはケンカばかりしたし、参加人員がたったの7名と、エライ旅だった。現在(80年1月)の旅行代理店はトラベルフジ。TVで「○○○へご招待」と言っていても、他の地区へ旅行してかまわないそうだ。

サンフランシスコ

 

 

公共の宿

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