TVのクイズ番組を裸にした本!
数々の番組で優勝を続ける筆者が、自らの経験と頭脳からあみ出した、本当は公開したくない、
TVクイズ攻略のまる秘カリキュラム一挙公開!
スポーツのジャンルからよく出される問題を、その内容で選ぶなら、「ルール」「記録」「選手」になる。種目別では「野球」「相撲」と、TVでおなじみのものが上位を占めている。
<ルール>
ボウリングでストライクもスペアもとれなかったフレームを何という 答、オープン・フレーム
バレーボールの審判は主審、副審と何 答、ラインズマン(線審)
<記録>
不敗の名馬として昭和26年ダービーを制覇し、数日後に死んだ馬は 答、トキノミノル
<選手>
プロボクシングのフライ級世界王者に2回なった日本人は 答、海老原博幸
「オレがルールブックだ」の名セリフで知られるプロ野球の元審判は 答、二出川延明
このほかに、スポーツの歴史なども問われる。また野球や相撲をはじめ、ゴルフやサッカー、体操、陸上競技などが毎日のように行われているから、そのつど、「どこが優勝したか」「新記録の数字は」「評判を呼んでる選手は」などが問われる。
さて、スポーツ問題への対策だが、そのスポーツのファンなら申し分ない。野球やゴルフなどは経験者も多いと思うが、やったことがあるならなお良い。ルールなどが生きた知識として身についているからだ。
実はぼくはスポーツに対してはさほど興味がなく、たとえば野球なども、TV中継もほとんど見たことがなかった。しかしクイズには野球の問題が非常によく出る。ある程度の点を取りたいのなら、それなりに野球について知っていなければならない。逆に言えば、野球に詳しい人は、それだけで何点かとれるほど、野球の問題はよく出るのだ。そこでぼくも野球について少し勉強したし、そのうち、わずかではあるけれど、TV中継も見るようになった。「中日が勝っているから最近は元気が出てきた」「○○監督(特に名を秘す)の無能ぶりにはいいかげんイヤになったよ」てな具合の、よくある話には相槌を打つ程度だが、少しでも野球に興味を持つようになったのは、ともあれクイズのおかげである。クイズのメリットはこんな所にもある。
野球、相撲はじめ、ラグビーやサッカー、ゴルフなどはTV中継されることが多い。これらを見るのもいい勉強になる。うるさがられるかもしれないが、そのスポーツのルールなどをよく知っている人と中継を見て、尋ねてみるといい。
脱線するが、野球が一チーム9人でするのならサッカーは、バスケットボールは、水球は何人で……と連想していくと、一つの疑問から、多くのものを覚えていける。この連想記憶法はおおいに利用してほしい。「ラッキョウはユリ科の植物である」と知識を仕入れたら、では形の似ているタマネギは何科?(やはりユリ科)。カレーライスに使うジャガイモは?(なんとナス科)、それじゃニンジンは(セリ科)、ニンジンの色を白くしたようなダイコンは(アブラナ科)……と次々に調べてみると良い。続けて調べていったことが刺激となって、鮮明な記憶として残る。
ルールについては、ルールブックや、入門書が出ているから、それを読んで、さらにTV中継で知識を確認すると、いっぱしの解説者になれることはうけあいだ。専門的なものでなく、子供向きに書かれたもので充分。子供用のポケット文庫などには「記録集」もあって、重宝している。
ルールブックを読むのは、なにやら一夜漬け風だが、より楽しくスポーツ通になりたいのなら、スポーツ新聞を購読することだ。最新のスポーツ情報がキャッチできる。一般紙にももちろんスポーツ欄はあるけれど、情報量からいえば専門に扱っているスポーツ紙のほうがはるかに多い。そのほか芸能・レジャー関係の記事も多いから、芸能通にもなれる。スポーツ紙は駅の売店で買って、行き帰りの電車の中で読むものと考えている人が多いだろうが、実は宅配と駅売りの比率は7対3(公称値)と、宅配のほうが多いのだ。
スポーツ紙のいいところは「さらに詳しく書いてある」ところだ。たとえば、古い話だが79年9月に、巨人の江川投手が対大洋戦で、マーチン、山下、田代に連続3ホーマーを打たれてしまった。一般紙ならこの報道だけだが、スポーツ紙は過去の同様の記録や、以前に5連発ホーマーもあったことまで書いてある。
Q、開会式の入場行進で最初に入場する国は。
A、ギリシャ(第9回大会より)
Q、開会式の入場行進で最後に入場する国は。
A、開催国。
Q、聖火はいつから始まったか。
A、第9回アムステルダム大会より。リレーは第11回ベルリン大会から。冬季大会では第6回オスロ大会より。
Q、近代オリンピックの父といわれるフランス人は。
A、クーベルタン。
●夏季オリンピック
回 | 開催年 | 開催地 | 開催国 |
---|---|---|---|
01 | 1896 | アテネ | ギリシャ |
02 | 1900 | パリ | フランス |
03 | 1904 | セントルイス | アメリカ |
04 | 1908 | ロンドン | イギリス |
05 | 1912 | ストックホルム | スウェーデン |
06 | 1916 | ベルリン(第1次大戦で中止) | ドイツ |
07 | 1920 | アントワープ | ベルギー |
08 | 1924 | パリ | フランス |
09 | 1928 | アムステルダム | オランダ |
10 | 1932 | ロサンゼルス | アメリカ |
11 | 1936 | ベルリン | ドイツ |
12 | 1940 | 東京(第2次大戦で中止) | 日本 |
13 | 1944 | ロンドン(第2次大戦で中止) | イギリス |
14 | 1948 | ロンドン | イギリス |
15 | 1952 | ヘルシンキ | フィンランド |
16 | 1956 | メルボルン (馬術のみストックホルム) | オーストラリア |
17 | 1960 | ローマ | イタリア |
18 | 1964 | 東京 | 日本 |
19 | 1968 | メキシコシティ | メキシコ |
20 | 1972 | ミュンヘン | 西ドイツ |
21 | 1976 | モントリオール | カナダ |
22 | 1980 | モスクワ | ソ連 |
23 | 1984 | ロサンゼルス | アメリカ |
●冬季オリンピック
回 | 開催年 | 開催地 | 開催国 |
---|---|---|---|
01 | 1924 | シャモニー、モンブラン | フランス |
02 | 1928 | サンモリッツ | スイス |
03 | 1932 | レイクプラシッド | アメリカ |
04 | 1936 | ガルミッシュ、 パルテンキルヘン | ドイツ |
05 | 1948 | サンモリッツ | スイス |
06 | 1952 | オスロ | ノルウェー |
07 | 1956 | コルティナダンペッツォ | イタリア |
08 | 1960 | スコーバレー | アメリカ |
09 | 1964 | インスブルック | オーストリア |
10 | 1968 | グルノーブル | フランス |
11 | 1972 | 札幌 | 日本 |
12 | 1976 | インスブルック | オーストリア |
13 | 1980 | レイクプラシッド | アメリカ |
14 | 1984 | サラエボ | ユーゴスラビア |
Q、オリンピックの標語は。
A、より速く、より高く、より強く。
Q、その標語を言った人は。
A、ディドン神父。フランス人。彼がルアーブル高校のラグビーチームに与えた言葉を採用。
Q、オリンピックの五輪マークに使われている色は。
A、白地に左より青、黄、黒、緑、赤。14年にクーベルタンが考案。初年より使用。五大陸を表す。
Q、古代オリンピックは第何回まで行われたか。
A、二九三回。紀元前七七六年より、4年ごとに二九三年まで、一一六九年にわたって行われた。
Q、古代オリンピックは何という神にささげるための祭典だったか。
A、ゼウス。古代ギリシャの最高神。
Q、オリンピックのモットー「勝つことより参加することに意義がある」と言った人は。
A、ペンシルバニー司教。のちクーベルタンの言葉となった。
Q、オリンピックで入賞は何位まで。
A、6位。(当時)
Q、獲得数9個と、最も多くメダルをとった選手は2人いるが誰と誰。
A、フィンランドのヌルミ(陸上)と、アメリカのマーク・スピッツ(水泳)。日本では加藤沢男(体操)の8個。
Q、日本が最初に参加した大会は。
A、第5回ストックホルム大会。金栗四三と三島弥彦が参加。冬季は第2回サンモリッツ大会。
Q、日本人最初のメダリストは第7回アントワープ大会の熊谷一弥だが、その種目は。
A、テニスシングルス(銅メダル)。また柏尾誠一郎と組んで、ダブルスでも銅を獲得。
Q、日本人最初の金メダリストは第9回アムステルダム大会に2人出ている。その選手と種目は。
A、二段跳びの織田幹雄、二百m平泳ぎの鶴田義行。
Q、日本人女子最初のメダリストは第8回アムステルダム大会の誰。
A、人見絹枝。女子八百m陸上。
Q、日本人女子最初の金メダリストは第11回ベルリン大会の誰。またその種目は。
A、前畑秀子。女子二百m平泳ぎ。
Q、この時、前畑とトップを争ったドイツの選手は。
A、ゲネンゲル(ゲネンガー)
Q、第11回ベルリン大会で、棒高跳びの西田修平と大江季雄は2位3位を分け、メダルも半分ずつにしたが、この時優勝したのは。
A、メドウス(米)。
Q、冬季五輪で日本人初のメダリストは。
A、猪谷千春(男)。第7回コルティナ大会のスキー回転により銅。
Q、冬季五輪で日本人初の金メダリストは。
A、笠谷幸生。第11回札幌大会の70m級純ジャンプで。この時2位紺野昭次、3位青池清二。
Q、日本で生まれたオリンピック種目は。
A、柔道。
Q、五輪の体操競技で男女共にあるのは。
A、床運動と跳馬。男子は他に吊り輪、鉄棒、平行棒、鞍馬。女子は段違い平行棒、平均台。
Q、84年のロサンゼルスオリンピックのマスコットは。
A、サム君(白頭鷲)