TVクイズ大研究

TVのクイズ番組を裸にした本!
数々の番組で優勝を続ける筆者が、自らの経験と頭脳からあみ出した、本当は公開したくない、
TVクイズ攻略のまる秘カリキュラム一挙公開!

©北川宣浩 1981
クイズの本

第4章:クイズの勉強法/ジャンル別クイズの対抗法


社会は新聞が一番


 社会のジャンルでは、法律、経済、政治、国際、地理などが問われる。やはり女性には不得手なジャンルのようだ。

社会に強くなるには、新聞を毎日読むのが一番だろう。TVニュースでもかまわない。各国の首都や元首の名、石油輸出国機構とか変動相場制などの用語が、どんどん目に飛びこんでくる。

 まとまった資料なら、「現代用語の基礎知識」などの時事用語事典や、「朝日年鑑」「百科年鑑」などの年鑑が欲しい。社会のジャンルにこだわらず、広くクイズに応用できる。これらの本は、買って本棚にならべると、それだけで偉くなった気がするから不思議。しかし、目を通さなくては何にもならない。疑問を持ったら、すぐに、調べるクセをつけよう。そのほか大学生向きの就職のための、「常識百科」なども役に立つ。覚えやすいように整理されている。このテの本には、ILO=国際労働機関のような略号や、長い川だとか広い湖、時事用語の解説など多種多様な資料が載っている。おそらく、クイズ作家のほうも、これらの本を参考にして問題を作るのだろう。何が問題のネタになっているかを考え、相手、つまり出題者の心理・意図を読んで情報資料を集め、研究することが、勝利への近道である。

 ぼくはほかでも書いたが、旅が好きで、汽車に乗ってあちこちよく出かける。そのために地図帳をよく開くし、時刻表の読み方も、ヘタな旅行会社の係員よりよっぽどウマイなどと思っている。クイズにはよく地理の問題が出るが、おかげ様でまずどれも答えられる。鉄道の問題にしても然りだ。趣味をたくさん持つと、おのずとクイズのできに影響してくるので、いろいろなものに興味を持ったほうがいい。写真も好きでよく撮る。こちらはあまりクイズに出ない。逆にクイズが趣味だと、いろいろなことを少しずつ知っているから、門外漢でも、人の話を聞くくらいのことはできる。クイズの楽しさはこんなところにもあるのだ。

クイズによく出る地理世界一・日本一

 世界一広い国は……ソ連(2240万2千Km2)、2位カナダ、3位中国
世界一人口の多い国は……中国、2位インド、3位ソ連、4位アメリカ
世界一高い山は……エベレスト山(8848m)以下K2、カンチェンジンガ、ローツェ、マカルウ、ダウラギリの順。
ちなみに、ヨーロッパ一はモンブラン、2位はモンテローザ。アフリカ一はキリマンジャロ、2位はケニヤ山。北米一はマッキンレー、2位はローガン。南米一はアゴンカグア、2位はボネテ。南極には5140mのビンソンマッシーフ山がある。日本一は富士山(3776m)、以下、白根山、穂高岳、槍ケ岳、悪沢岳…
世界一長い川は……ナイル川、2位アマゾン川(流域面積では1位)、
世界一広い湖は……カスピ海、2位スペリオル湖、3位ビクトリア湖(ナイル川の源)。なお世界一深いのはバイカル湖(−1742m)、最高水面高度はエベレスト山近〈の名もない湖が海抜5880m。チベットのモントカルム湖が4962m。南米のチチカカ湖は汽船も航行でき3612m。
世界一大きな島は……グリーンランド、2位ニューギニア島、3位ボルネオ島
(理科年表、ギネスブック、最近の新聞報道などより作成)

 日本一広い都道府県は……北海道、以下、岩手、福島、長野、新潟、秋田の順。逆に最小は大阪府、次は香川、東京、沖縄、神奈川、佐賀の順。
日本一広い都市は……いわき市(ちなみにひらがなの市は、むつ市とえびの市)、次は静岡市、札幌市の順。最小は蕨市、次は狛江市。
日本一人口の多い都市は……東京区部は当然。次は横浜、大阪、名古屋、京都、札幌、神戸、北九州の順。
日本一広い湖は……琵琶湖、以下、霞ケ浦、サロマ湖、猪苗代湖の順。最深は田沢湖、次に支勿湖。最高水面高度は中禅寺湖
日本一長い川は……信濃川(源は諏訪湖)
日本一流域面積が広い川は……利根川
日本一大きな島は……えとろふ、くなしり、沖縄本島を除けば、佐渡である。以下、奄美大島、対馬、淡路島、天草下島の順。
(理科年表、最近の新聞報道等より作成)

 ▼クイズによく出るアルファベット略語《省略》

 

 

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