歴代クイズ王が語るウルトラクイズ必勝法
「知力・体力・時の運」次のクイズ王はあなた!かも、しれない?
機内のペーパークイズはむずかしくて困りました。グァムに着いてタラップを降りる時はとてもこわかったです。でもブーと鳴らずホッとしました。それでも31位でした。きっとほかの人もむずかしかったのだと思います。グァムのドロンコクイズも、ハワイの船上ダイビングクイズも、わけのわからないまま勝ち残ってしまいました。ぼくはついてるなあと思いました。スタッフからは「今年は知力には期待してない、体力でがんばってくれ」と言われてしまいました。ぼくは運動神経もにぶいほうですが、せめて一生懸命やろうと思いました。
サンフランシスコでは一問多答のバケツリレークイズでした。ここまでたどりついた18人を6人ずつ3つのチームに分け、バケツで水を運んで、先にドラム缶を水でいっぱいにしたチームからクイズに答えられる形式です。
一問多答なので、チームのだれか1人でも分からないのがいると、チーム全員が失格になります。ぼくは一生懸命水を運びましたが、クイズになったら、前の人が答えたものをまた言ったりしてドジばかり踏み、それでなかなか抜けられず、みんなの足をひっぱってしまって、本当にもうしわけなかったです。このとき水をたっぷりかぶったのが悪かったのか、その後ずっとカゼ気味でした。ヨセミテでは大声クイズでした。ぼくは林真理子さんに似ているので、林真理子というあだながつきましたが、その「林真理子」を大声で叫ばないと解答の資格が得られません。口がまわらない言葉だし、はずかしいのでとてもいやでした。
ロサンゼルスでは、昔のテレビに出ていた、懐かしのスターがゲストのクイズでした。昔からテレビばかり見ていたので、なつかしい人がいっぱい出てきておもしろかったです。クイズもテレビっ子のぼくにはピッタリの問題で意外と早く抜けました。
ラスベガスの奥にある湖のほとりでは、足あげエアロビクスクイズをしました。レオタードを着て、いちばん先に足をあげると答えられる形式です。太めのぼくはレオタードがはずかしかったです。そして、クイズの前のエアロビクスの練習ですっかりつかれてしまいました。
それから走るクイズもいろいろありました。走るのもにがてです。アルバカーキのバラマキクイズでは、いちばん最後に抜けました。くたびれました。
ナッシュビルでは双子神経衰弱クイズでした。神経衰弱も超苦手なのでせっかくクイズに答えても、どの子供がどこから出てきたかわからずこまりました。逆にどの子供がどこから出てきたか覚えようとしたら気がちってクイズができないし、なかなかうまくいきません。
でも、普通の早押しクイズは、ファミコンで指先をきたえてあったので、ボタンをすばやく押せました。そのおかげか、アナポリスの早押しダブルチャンスクイズでは一抜けしました。ファミコンもクイズに役立つなあと思います。でもクイズのあとのインタビューで、長いこと待たされたから「退屈ですね」と言ってしまい、みんなのひんしゅくをかってしまいました。