名人が教える150のノウハウ
■クイズマニア向きの予選問題
約70人が一度に受け、名前を呼ばれるペーパーテスト合格者は約12名。物凄い激戦で、合格者は知った顔のクイズマニアが多いはず。解答中のまわりの人を見ても、解答欄を埋めている人のほうが少ないほどで、ペンの音より溜息が聞こえるくらいです。
この予選に通るボーダーラインは、東京地区では21点くらい。地方はこれより低いとか。これだけできるには、やさしい問題、一般的な問題にはすべて答え、さらに難しい問題にも何問か答えなければなりません。しかし、予選問題をよく読めば、クイズマニアなら当然知っている、いかにもクイズらしいクイズが多いのです。例えば4、13、14、15、17、20、26、27、28などは一般の人からは難問でしょうが、どこのクイズ番組でも何回となく出題された問題です。だから他のクイズ番組である程度力をつけてからアップダウンクイズに臨んだほうが得策でしょう。逆に言えば「オレはクイズマニアだ」と宣言したいなら、この予選問題くらいはできないとダメです。
面接はプロフィール表をもとに行います。解答用紙も見て、「よくこの問題ができたね」などと若干の講評もしてくれます。合格者にはベテランが多いので、かえってフレッシュな気持ちで臨むといいでしょう。
この場で合否の発表はなく、合格者には後日ハガキが来ます。
録画は隔週月曜日に大阪・千里丘の毎日テレビ放送センターで。千里丘駅に専用マイクロバスが来ますので、これに乗ります。放送は2~3週間後。夏期は野球のために放送がのびのびになることも。
アップダウンクイズのスタッフで忘れてはならないのが、番組代理店の広告会社(株)萬年社の藤井洋一さん。出場者のお世話を親切にしてくださいます。クイズマニアの生態についても詳しいので、おもしろい話も聞かせてくれるでしょう。それから構成作家の堤章三さん。アップダウンクイズ放送開始以来のスタッフで、大阪のクイズ番組の多くを手掛け、クイズのことならなんでも知っている人。録画終了後、講釈をしてくれるときもあります。