名人が教える150のノウハウ
予選に出るにはハガキの抽選がありますが、ハガキの抽選だけですべてが決まってしまうクイズに抽選クイズがあります。そこでハガキの抽選方法などについて詳しく説明します。
どの雑誌にもクロスワードなどのクイズが載っています。新聞も日曜版や別刷にはクイズが載っています。これらはなぜあるのでしょうか。一つは読者サービスが目的です。クイズを楽しんでもらい、抽選で賞品をあげて、さらに喜んでもらうのです。次に読者の意向を調べるためもあります。クイズと一緒に「今週号で一番おもしろかった記事は」といったアンケートがついているのが普通ですが、実はこっちが本心なのです。だからクイズの内容は簡単なものにして、賞品で釣ってアンケートを多く寄せてもらい、本作りの参考にしているのです。
次にメーカーが広告で行う「○○プレゼント」も毎日のように新聞・雑誌に載っています。これらは業界用語ではプレミアムキャンペーンという、れっきとしたマーケティング戦略の一つ。別にメーカーが消費者にほどこしをしているのではありません。
メーカーはプレミアムキャンペーンをすることにより市場を活性化させます。なぜならキャンペーンをすれば広告出稿量が増え、広告代理店やテレビ局・新聞社などの媒体が仕事になります。広告を見た消費者はそのメーカーや商品に関心を持ち、その商品を買うようになります。すると問屋や商店にも商品が多く出荷されるようになり、メーカーも儲かります。このように流通のさまざまな段階で金が動くようになるのです。それ以外にも企業イメージをアップさせたり、新商品の認知度を高めるためにもプレミアムキャンペーンはよく行われます。だから抽選クイズには「○の中にあてはまる文字は」というクイズが多く、しかも答えは企業名や新商品名、キャッチフレーズであることが極めて多いのです。
プレミアムキャンペーンには応募方法からオープンとクローズドとの2種類があり、オープンは単にクイズに答えてハガキを出せばよいもの。賞金・賞品の上限は百万円までです。クローズドは空き袋3枚一口でとか、応募マークを貼ってとかいう商品購入が条件のもの。賞金・賞品の上限は、購入させる商品の価格が500円未満ならその20倍まで。5万円未満までなら1万円までの賞品を出せます。例えば1つ150円の商品の空き袋を3枚一口で、という場合の賞品の値段は、450円の20倍、9000円までのものです。また1つ200円の商品の空き袋3枚一口の場合は、600円の20倍は12000円ですから、1万円相当の賞品をプレゼントしています。また賞品の総額は、このキャンペーンで予想される売上げの2%までとなっています。この仕組みを知っていれば、応募方法からおのずと賞品の値段がわかるでしょ。
抽選クイズの情報がいろいろと載っている雑誌「プレゼントマガジン」もありますので、抽選クイズマニアの方は参考にされるといいでしょう。