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「クイズ王の本」制作秘話

二人三脚の制作作業

 

クイズ王の本

 

続き

 本のコンテンツとして「クイズ王10人の回想」「クイズ王側からの必勝ノウハウ」「スタッフ側のうちあけばなし」「袋とじ特別企画第11回はこうなる」「読者プレゼント」の4つの柱をたてました。まず、クイズ王に対する質問シートを作りました。これを使って森田が均質な取材をするのです。日本テレビからの若干の取材費で、森田は京都や福島に行き、なじみのクイズ王から話を聞いてきました。

 

 それを元に当時のビデオも参考にしながら、北川がワープロ富士通OASYSでそのクイズ王が憑依したかごとくに文章にしていきます。この内幕を知っている数少ない人は「どう考えても一人一人のクイズ王が書いているみたいで、北川が書いているとは思えない」と感嘆していましたが、それはささやかな自慢です(^^)ウフフ。

 

 さらに森田はスタッフにも話を聞きに行きました。1年前に優勝したばかりでしたので、スタッフにもなじみがあり、森田を取材班にさせてよかったと思いました。

 

 できあがった原稿を出版部に見せて、チェックしてもらい、「全体的にお涙頂戴みたいになっている」などの批判を調整して、おおむね完成しました。われわれの考えは、「ファンにこびる」ことであり、「クイズ王たちは本当にすごい」「ウルトラクイズにでる人はみんな一生懸命にクイズを戦っている」という、「いい意味での誤解」に応えることでしたので、多少力が入りすぎていたのかもしれません。

 

 最後の「第11回の予想」は話題性を作るために「袋とじ」にしました。このころは雑誌のH記事が袋とじになることが多く一種の流行でした。出版部に相談したところ、経費はかかるが袋とじにしようとなりました。コースが発表になった6月ごろから森田と地図やガイドブックを参考にしながら、まったく勝手にどんなクイズがされるかを想像して作り上げました。念のためスタッフに「こんなことするんでしょ」とカマをかけたところ、かなり焦っていたフシもあります。

 

 これはたいへんに楽しい作業でしたし、実際に行われた第11回の内容よりも、われわれの考えた方がおもしろいと思っています。

 

幻のプレゼント企画

 実際は本に掲載されなかったのですが、システムまでかなり考えたプレゼント企画があるので、インターネット版に特別に掲載します。

 ウルトラクイズの後楽園(東京ドーム)の予選では、入り口で出される問題を調べるためにいっせいに公衆電話に駆け込む姿が放送されますが、家族に聞いてもわかるわけがありません。それにクイズ王が応じる企画を考えました。まだ携帯電話は一般的でなかったので、電話のボイスサービスシステムを使って、あらかじめクイズ王が「○」とか「×」とか言う声を登録しておき、それを聞いてもらうのです。聞くには専用の電話番号が必要になりますから、番号の入った特製のテレホンカードを作り、それを販売して商売にしようとしました。

 「第2回クイズ王の北川宣浩です。ぼくはこの問題なら○にいきます」

 「第10回クイズ王の森田敬和です。自由の女神はこの目で見てきましたが、×の席でお会いしましょう」
なんてね。

 しかも申込者の中から抽選で「クイズ王の色紙」がもらえるようにして、各クイズ王の元に森田が取材に行った際に、寄せ書きを作ってきました。世に10枚しかない貴重なものです。
一番最後の章をご覧ください。


 このコンテンツの内容は1987年当時のもので、現在とは異なっている部分が多々あります。

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