名人が教える150のノウハウ
■電子サイコロを上手にふろう
世界一周・双六ゲームのポイントは、クイズに答えることもさることながら、電子サイコロをいかに旨く振って希望の都市で止まるかが重要です。このサイコロのスピードは一周約0.8秒で、希望の場所でピタッと止めようと思えば止められないこともないですが、いざとなるとなかなか難しいようです。実際出場した人に聞くと「希望の場所で止めようとするんだけれど、緊張して思うようにいかない」とのこと。
クイズにたくさん答えればそれだけ前進のチャンスはありますが、ご承知のとおりいいところまで進むと「がっくり都市」がお待ちですし、ジャスト宣言をしてピタリゴールのハワイへ入ればペアで海外旅行ができますから、電子サイコロのタイミングの取り方を練習しておきましょう。自分の運動神経では希望の目のどのくらい手前で押せばいいのか、録画開始前には当然リハーサルがありますから、ボタンの固さや実際のスピードをよく覚えておきます。サイコロ用のボタンは解答席の左側にあり、右利きの人は身体をねじらなくてはならず、しかも電子サイコロは解答者席からは斜めの位置にあり、多少押しにくいかもしれません。解答席にモニターテレビがあるのですが、これは見ないように注意されます。
ある人は希望の目にサイコロが来た瞬間にまばたきをしたそうです。これを3回くらい繰り返してタイミングを取り、おもむろにボタンを押したそうです。また、ある人は出したい目をじっと見つめてボタンを押したそうです。
それから、相手がいる都市へコマを進めたらさらに6つ先の都市へ進めますが、そこががっくり都市の場合は振り出しの東京に戻ってしまいますので、後半の佳境に入ったらどの目を出せば良くてどの目がいけないか、くれぐれも注意してください。司会の乾さんが何を出してはいけないと言ってくれますから、よく聞きましょう。
余談ですが、この50の都市を選定するにあたって、局はかなり慎重に考慮したそうです。適当に選んでしまうと「なんでうちの国の都市がないんだ!」と、某国大使館からクレームをつけられかねないからだそうで、例えばNATOとワルシャワ条約機構の加盟国を均等にするなど、世界の政治・経済・外交勢力などをこと細かに配慮したとか。
■新しい話題からも出題
問題傾向は、いわゆる古典的なクイズ問題の他に、最新のヒット曲やこれから話題になるような出来事などからも出題されていますので、新聞や雑誌によく目を通してから臨みましょう。問題のレベルも、難しい問題と易しい問題がリズミックに出題されているようです。
また、サイコロが2回ふれる「人物当てクイズ」「世界一周地理クイズ」「ラッキーチャンス」がありますから、有効に利用しましょう。