TVクイズ大研究

TVのクイズ番組を裸にした本!
数々の番組で優勝を続ける筆者が、自らの経験と頭脳からあみ出した、本当は公開したくない、
TVクイズ攻略のまる秘カリキュラム一挙公開!

©北川宣浩 1981
予選会

第3章 予選通知がやってきた!


クイズグランプリの予選

 月曜から金曜まで毎日放送しているので、出場者も週に20人程度と多く、よってハガキの当選率も高い。

予選問題は全60問。他のクイズが、テープで流れる問題に答える方式であるのに対し、クイズグランプリはご承知のとおり、問題文を読んで答えるクイズだから、用紙に問題が印刷されており、その横に答えを書くようになっている。

 予選問題は、これから放送される録画済みの問題が、丸々二日分出る。予選会当日に答えの発表はないけれど(他の番組でも、正解発表があったためしがない)、TVを見れば、自分がどの程度できたかがわかる。あえてこの本で問題を紹介する必要はないだろう。どれか適当な二日間、TVを見て、何問くらいできるか数えてみよう。

 東京地区での話だが、79年夏までは面接もなく、問題用紙の裏面に自己紹介文を書くだけで、後日合格者に連絡がきた。ところが、面接をしないと、葬式みたいな顔をしている人が出て、画面がパッとしないなど弊害があるとかで、79年10月には面接を行った。筆記試験上位者(参加者の約1/4〜1/3程度)に対し、アンケートに記入してもらい、それについてスタッフと簡単なやりとりをする。面接を受けた人全員が合格するわけでなく、後日電話か手紙で、合格者に対してのみ連絡がある。(注・本稿を執筆しているのは79年11月であるが、今後継続して面接があるかは不確定)

 面接の有無はともかく、クイズグランプリはあくまでも、問題解答を第一に考えるべきだ。6〜7割の正答率なら、まず合格だろう。合格者にだけ、録画日の通知がくる。

 また、80年初めから「合格ペアグランプリ」と称するヤマカンクイズに落ちぶれたが、この時は面接だけであった。

 特記するなら、ほとんどの番組が再出場を認めていないのに、クイズグランプリは、グランプリに優勝さえしていなければ、何度でも出してくれる。それに他のクイズ番組の出場経験も問われない。

 

 

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