TVのクイズ番組を裸にした本!
数々の番組で優勝を続ける筆者が、自らの経験と頭脳からあみ出した、本当は公開したくない、
TVクイズ攻略のまる秘カリキュラム一挙公開!
過去に出題された予選の模様を、番組別に紹介しよう。そのまえに番組によってどのような予選形式になっているか表にしたので参考にして欲しい。問題の合格点は、あくまでもめやす。一回の予選会で何人取ると決まっているなら、これより悪くても合格するし、レベルが高ければ、もっとたくさん正解しないとダメになる。一般的に大都市の方が地方よりレベルが高い。
全般的に問題重視はクイズグランプリ、パネルクイズアタック25、アップダウンクイズ。
アンケートと半々はクイズタイムショック。
アンケートや面接重視は、最近はやりのヤマカンクイズ。
予選の合否の判定を表にまとめましたが、地区やその時によって異なるので目安にしてください。
問題数と内容 | 問題の合格点 | 面接 | アンケート | 合否発表 | |
---|---|---|---|---|---|
グランプリ | 録画済未放送分60問、つまり2日分がでる。 | 34問〜42問の正解 | 普通はない | 自己紹介程度 | 後日通知 |
タイムショック | 録画済み未放送分から一般的な20問を選んで出題 | 15問以上の正解なら | なし。合格後、出場前に電話。 | 重視。問題と半々の比率。 | 合格者のみあとで通知。 |
アタック25 | 予選用に作った20問が。時事問題も多い。 | 15問以上なら | 問題のあと得点上位の人に。 | やや | 面接を受けた人にあとで通知。 |
アップダウンクイズ | 30問。難しいが過去出題されたものも。時事もよく出る。 | 20問以上。 | 問題のあと、得点上位の人に。印象よくしよう | わりと重視。 | 面接を受けた人にあとで通知。 |
そして、どの番組にも共通して確実にいえるのは、合格者の方が不合格者よりはるかに少ないこと。ゴソッと落ちていく。
予選での最低限の鉄則は次のとおり。
解答用紙に無理して漢字で書く必要はない。誤字だと不正解になりかねない。ひらがな、かたかなでかまわない。
得点は正解の数を足していく加算法。減点法ではないので、わからなくても適当に書き込むこと。それがたまたま正解になって得点になることもある。特に「○○は何mか」「××は何色をしているか」といった、長さや色など、答えがある程度限定されるものは「5m」とか「黄色」とか、出まかせを書いておくこと。
このような、何が何でも合格するのだという積極的な姿勢が、勝利に結びつく。
最後に、当然のことなのだが、いくらアンケートや面接でおもしろいことを言っても、問題の点が高くないと合格はおぼつかない。なぜなら、クイズ番組はクイズをするのが本旨であって、おかしな話で人を笑わせる番組ではないからだ。局が一番欲しいのは「とにかくクイズのできる人」である。だからアンケートを書く以上に、筆記試験はがんばってください。
ただし、ヤマカンクイズは別。筆記試験は参考程度。
ではおまたせしました。各番組ごとの予選問題に入りますが、問題文は要旨で、実際はもう少し尾ヒレがついています。答えは当時のデータで、ぼくが調べたものです。