TVクイズまる金必勝マニュアル

名人が教える150のノウハウ

©北川宣浩 1985
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18.TVクイズのボードゲーム


 大きな盤の上の駒を進めることによって勝敗を競うゲームを、ボードゲームといいます。おもちゃ屋さんでご覧になったことがあるでしょう。昔、ダイヤモンドゲームとか、人生ゲームをした方もいらっしゃるはずです。このボードゲームは、各玩具メーカーからさまざまな工夫を凝らしたものがたくさん出ていますが、テレビの人気クイズ番組をボードゲームにしたものもありますので紹介しましょう(ものによっては絶版・売り切れのもあります)。

 まず、「アメリカ横断ウルトラクイズゲーム」があります。○×クイズや三択クイズのカードを使い、このカードから出題したクイズの正否によって駒を進めるものです。球場からグァム、ハワイを経てニューヨークまで、それぞれ異なったゲームを楽しめるようになっており、罰ゲームもある本格的?なものです。デパートでこのゲームの箱を見つけたとき、ひやかしで箱を開けてみたら、ボート上にカット的に使われているウルトラクイズの写真にぼくが写っていました。そこでおもわず買ってしまったいわくつきのゲームで、一度友達を集めてやってみましたが、早押しクイズがないのでいまひとつ盛り上がりに欠けました。

 そのほか「なるほど!ザ・ワールド」のボードゲームもあり、こちらも問題カードを使うもの。「クイズ面白ゼミナール」はマイコン利用でカセットを変えることによって、算数・理科・社会の問題を選べ、得点がデジタルで表示されます。また、「アップダウンクイズ」のは解答者の駒を乗せて上下する本物顔負けのプラスティック製のゴンドラがついていますし、「世界一周・双六ゲーム」は、番組でおなじみの世界地図がそのままボートになっています。

 さて、クイズの本場アメリカには、クイズのボードゲームにも大ヒット商品があります。カナダと合わせ2200万台も売れた「トリビアル・パスート」がそれで、ジャンル別6000問のクイズが載っている問題カードと、サイコロと駒とボードで遊ぶもの。日本語版も「トリビア」という商品名で、ハーレクインエンタープライズから発売されています。ルールが単純なだけに、やっているうちに興奮してくるスグレモノです。
 日本語版「トリビア」は、各大学にトリビア研究会を設けたり、勝ち方の本を出版したりする計画があるようですから、今後ブームになる可能性が大いにあります。

 

 

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