TVクイズ大研究

TVのクイズ番組を裸にした本!
数々の番組で優勝を続ける筆者が、自らの経験と頭脳からあみ出した、本当は公開したくない、
TVクイズ攻略のまる秘カリキュラム一挙公開!

©北川宣浩 1981
優勝旅行

第6章 優勝!念願の海外旅行へ出発!


夢のハワイ、アップダウンクイズ


 今さらハワイ旅行は夢でも何でもないが、63年の放送開始から70年の万博の頃までは「夢のハワイへご招待!」とうたっていた。これが耳の底にまだ残っている。

 10問正解者なら小学生から大人まで、「ジャルパック、ハワイ6日間アイランダー・マウイ島コース」か「ハワイ6日間アイランダー・カウアイ島コース」並びにオプショナルツアーとして「サンセットセイル」と「シーライフパークとハナウマ湾」を加えた4泊6日の旅を楽しむ。ただし代理人の参加は認められない。つきそいで行きたければ同じジャルパックのツアーに規定科金で参加すればよい。録画日より14カ月以内に出発しなければ権利は失われる。

 1979年度までは優勝者だけでツアーを組んでいた。

 1980年は3月25日から30日にかけて別表のように実施された。出発直前には歓送会も開かれた。

 78年の参加者の声を聞くと、
「自由行動日が少なくてあんまり泳げなかったワ。サーフィンもしたかったけど、危ないからって禁止されたの。アップダウンで優勝する人って、おじさんやおばさんが多いでしょ。あの人たちあまり泳がないのね」

 しかし、ホノルルだけでなく、カウアイ島(78年はハワイ島へも行った。5泊7日の旅)にも立ち寄ったり、タヒチアンショーも見られる。
「いたれりつくせりの旅で楽しかったワ」とのこと。

 1979年のある参加者は、「1978年が5泊7日だったので、そのくらいの日数かと思ったら4泊6日でがっかりしました。ちょっと短いですね。もう少し欲しい。前の年に夜遊びをした人がいるらしく、あまり夜遅くまで出歩かないよう注意されたけど、知的集団の族といった感じで、子供たちはトランプしてたし、若い人でもサーファーみたいな人はいなかったですよ。料理やホテルも一流だし、ショーも見られていい旅でした。こういった旅は一緒に行く人たちが良ければそれだけ楽しいですね」

 ホノルル

 1980年は妹の洋子が兄を出し抜いて行ってきた。「もう少し日数が欲しいワネ。それと、ロート製薬にお礼状を出しなさいって、住所を書いた紙を渡されちゃった」

 なお、1980年度からは団体ではなく、優勝者個人個人でジャルパックの指定のハワイツアーに申し込んで行く方法になった。
(日程表、省略)

 

公共の宿

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