中高年から始める バイクツーリング


中年になってからバイク・オートバイの免許を取得し、北海道ツーリングや関東周辺のツーリングを楽しむノウハウ。

©北川宣浩 2009
八丁トンネル

 


ウェアの選び方


●ウェアの重要性
バイクに乗る時のウェアは、ファッション性もさることながら安全性に留意し、バイク用のウェアを着用するべきです。



つまり、万一の転倒・追突のダメージを減少させるためのプロテクタが内側に入っているウェアを着用します。バイク用品店でさまざまなデザイン・サイズのものが所狭しと並んでいますので、実際に着てみて選んでください。ポイントは、
・身体に大きすぎず、小さすぎずフィットするもの
・しゃがんだり腕を上げたりして違和感のないもの(バイクにまたがって試してみるのが最適です)
・背中やひじ・肩、パンツであるなら膝部分などにプロテクタが入っているもの
・防風性に優れているもの
・夏季用であるなら、適度にメッシュが入っており風抜けするもの
・適度にポケットがあり、利便性の高いもの
などでしょう。


また、多少の雨天時にも内部がぬれないゴアテックス製のものもありますが、価格は高くなります。

●レインウェア
雨天用のレインウェア(カッパ)は別途用意している人が大部分で、特に何泊もするツーリングでは必ず雨天の日があると覚悟してください。
購入に当たってはバイクウェアを着用して、さらにその上にレインウェアを着て着心地を確かめてください。こちらもゴアテックス製のものをお勧めします。


●胸部プロテクタ
競技をするならもちろんですが、通常のツーリングでも高速走行では頭部の事故に次いで胸部の事故による死亡事故が多く、警視庁では胸部プロテクタの着用を勧めています。
着用はいささか面倒ですが、通常のウェアに胸部プロテクタがついているものは少なく、別途購入したほうがいいと思います。





●パンツの選び方
いわゆるズボンです。ひざなどにプロテクタの入っているものを選びますが、それ以上に中高年は腹回りが気になるでしょう。必ず試着してバイクにまたがる程度にしゃがんでみてください。商品によってはウェストを調整できるようになっています。
もうひとつ、裾の長さが気になると思います。こちらもマジックテープなどで長さを調節できるタイプがありますので、バイク用品店で試着して、フィットするものを選んでください。ズルズル引きずっては危険です。
冬用は防寒対策が施されたものを、夏用はメッシュの入った風を通すものを選ぶといいでしょう。夏冬兼用でいいというなら、ジャージなどの上から履くオーバーパンツタイプのものがあります。

●女性用も豊富になってきた
ウェアやヘルメット、パンツ、シューズなど女性用も種類が豊富になってきました。サイズはもちろんファッション性にも優れていて、バイクを降りて街を観光しても違和感の少ないものも多くあります。
多くは若い女性をターゲットにしたデザインですが、バイクに乗るときくらいは中年女性でも若いファッションで走ればいいじゃぁないですか。


女性用コーナーのあるバイク用品店も増えてきた。

●その他のウェア類
バイク用品店には、バイク用の下着、靴下などさまざまな商品が並んでいます。防寒性・防風性や汗の吸収のよいものなど、いろいろありますが、そこまで気にしなくてもいいと思います。あとは好き好きでしょう。
筆者は春・秋はジャージを着て、その上からバイクウェアをまとってます。夏は薄手の長そでシャツの上にバイクウェアを着ています。

 

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