中高年から始める バイクツーリング


中年になってからバイク・オートバイの免許を取得し、北海道ツーリングや関東周辺のツーリングを楽しむノウハウ。

©北川宣浩 2009
八丁トンネル

 


ヘルメットの選び方


●ヘルメットの種類
ヘルメット着用は法律で決められています。時折工事現場のヘルメットをかぶってバイクを運転している人を見かけますが、厳密には反則で、あくまでバイク用のヘルメットを着用するべきです。
ヘルメットは大きく分けて3タイプ。頭部全体がすっぽり入るフルフェイス、頭頂部から後頭部にかけて覆うジェット、頭頂部だけの俗に半ヘルと呼ばれるタイプです。

フルフェイス
頭部から顎にかけて全体を覆うような形で、安全性に優れています。眼部のシールドは上下できるタイプが多いです。また、あごの部分ごと上下できるタイプもあります。

ジェット
オープンフェイスとも呼ばれます。あごの部分が解放されているので圧迫感が少ないタイプです。シールドは上下できます。
オフロード
トライアルとも呼ばれます。フルフェイス同様、あごの部分まで覆うタイプ。激しく動くため汗を抜きやすいベンチレーションに優れています。
上下するシールドがあるタイプもありますが、多くは眼を覆うゴーグルを着用します。
半ヘル
半ヘルメットのこと。ハーフキャップとも呼ばれます。安全性に劣るため、まともな中高年はこんなヘルメットをかぶらないように。教習所でも認められません。アメリカンタイプのバイクに似合うらしいですが、かぶっても原付以下でしょう。
※ヘルメットの写真はヤマハワイズギアのホームページを参照しています。



●ヘルメットの選び方
フルフェイスまたはジェットタイプをお勧めします。筆者は鼻が悪くていつも鼻を垂らしているため、すぐに鼻水を拭けるようにジェットタイプにしていますが。
必ず試着して、ややきつめのものがいいとされています。かぶっているうちになじんでゆるくなってきます。なお、きつすぎてもゆるすぎてもダメ。同じLとかMとかのサイズもメーカーや形によって異なりますから、試着してみることです。
日本製では、ARAIまたはSHOEI製を選べば間違いないでしょう。
シールドはクリアタイプからサングラスのような濃い色(スモーク)や鏡のように反射するもの(ミラー)までさまざまで交換可能です。スモークタイプはトンネルや夜間で見にくくなるのでお勧めしません。



●ヘルメットの手入れ
ヘルメットは雨に打たれたり汗をかいたり虫がぶつかって汚れますから、定期的に洗ってきれいにしましょう。内部は汗でカビが生えることがあります。多くは内側のスポンジなどが取り外せますので、取り外して中性洗剤で洗い、影干しします。
シールドは傷がついたりして見にくくなってきますので、これも適宜交換します。
なお、転倒などをした場合は、見かけの傷がなくても内部で損傷している可能性があり、次の事故で頭部を保全できない可能性があります。そんなときは迷わず廃棄し、新しいヘルメットを買いましょう。そうでなくてもヘルメットは消耗品と言う考えで、おおむね3年スパンくらいで買いかえるのが普通です。
筆者はシールドにいたっては毎年取り替えています。

●バイク用品店に行こう
バイクショップでもヘルメットやグローブなどの基本的な用品は売っていますが、やはり専門のバイク用品店のほうが品ぞろえが豊富で、見る楽しみ・選ぶ楽しみがあります。




首都圏ではナップス2りんかんなどが大手でチェーン展開をしており、ポイントカードもあります。


 

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