中年になってからバイク・オートバイの免許を取得し、北海道ツーリングや関東周辺のツーリングを楽しむノウハウ
道北マイバイクツーリング 2009
2009年7月25日(土)
えこりん村と島松駅逓所跡を見て苫小牧港へ


札幌パークホテルで目覚め、ブロードバンド環境をいいことにブログに写真を追加UPする。



札幌パークホテルは創業45周年の老舗ホテルだが、今回食事はナシだが7000円で宿泊できた。しかもツインのシングルユース、バイクの汚い荷物をボーイさんが部屋まで運んでくれた。

北海道:札幌 札幌パークホテル
〒064-8589 北海道札幌市中央区南10条西3丁目1-1

札幌のシンボルのひとつ中島公園を眼下に望む静かで落ち着いた環境の本格的シティホテルです。真心こめたサービスでみなさまをお迎えいたします。 →◆JTBの動画を見る

PHOTO:Jalan

地図 
       
↑クリックすると予約サイトへリンクします↑

10時前に支店の担当者が到着し、ロビーで仕事の打ち合わせに。10数社のコンペになるそうで、8月6日プレゼンなので時間はさほどない。海外を巻き込んだ大掛かりなプロジェクトなので、私の出番である。
11時半まで打ち合わせをし、問合せ先や調べる内容などを確認してとりあえず分かれる。
「いいところに来た」と言われたが、そういえば昨年9月にバイクで来た時も支店に寄って仕事を手伝った。
後日談だが、この仕事はみごと受注した。

外は今にも降りそうなのでGPSは最初から取り付けず、道路標識で苫小牧港まで走る。




すすきの交差点から国道36号線に出てひたすら道なりにまっすぐ。
途中、島松で駅逓所跡があるとの看板を見つけたので右折。

島松駅逓所

駅逓(えきてい)とは明治の開拓期の北海道に設置された交通システムで、馬を交換する場所。約20km(約5里)ごとに設置された。
つまり、A駅逓所からB駅逓所までαという馬に乗り、次のC駅逓所にはB駅逓所でβという馬に乗り換えて移動する。α馬はBからA駅逓所に行く別の人が利用するのだ。
こうすると馬もさほど疲れず、慣れた道のみを走り、人もスムースに移動できた。人以外に物もこうして運ばれた。

駅逓所は道内随所に残っているが、島松駅逓所明治天皇が北海道行幸の際にご休憩され、かのクラーク博士が札幌農学校を去る際に、学生たちがここまで見送りに来て、別れ際に「少年よ、大志を抱け」の有名な言葉を残した場所でも知られる。

クラーク博士をたたえる記念碑も脇に立っている。

クラーク博士記念碑

駅逓所ではおじさんが丁寧に説明してくれた。入場料200円。

次いで恵庭のえこりん村に。道央自動車道恵庭ICのすぐそばである。

ここも道内随所にありがちな観光牧場と思っていたが、なかなかまともであった。
まず敷地が広大で有料ゾーンと無料ゾーンに分かれている。村内は巨石が点在しており、あとから持ってきたのだろうが、どういう意味なのか気になる。

ここには天満食堂があり、ランチを食べるつもりで寄った。

えこりん村

このようなおとぎ話系の建物。内装もファミレスとは違い、なかなか洒落ていました。
食べたかったスパゲッティナポリタン。麺は細めでゆで加減もちょうどよく、おいしかった。



食事を済ませて外に出ると小雨がパラつきだした。予報では苫小牧は雨なので、合羽の上だけ着て走る。下はオーバーパンツなので、この小雨ならなんとか持つでしょう。

苫小牧港に3時半に着いたら、かなりの降りだった。濡れた合羽を着て船に乗り込むのは気が引けるが、仕方ない。
すでに何台かのバイクが到着しており、見ると先週の土曜日に共に大洗港を出発したバイクも。どうやら考えることは皆同じで、土曜日発翌日曜日着の行程を組んでいるのだ。



ターミナルの待合室ベンチでうつらうつら寝てしまう。お疲れだ。
5時過ぎに乗船が開始され、乗り込むとまず風呂、そしてコンビニで買っておいた弁当を電子レンジで温めて食べた。船の出港18時45分までにこれらを済ませ、あとは往路に引き続きドラクエ9をやって、10時過ぎにベッドに入った。

今回の北海道ツーリングは雨にたたられたが、西日本の被害を見れば贅沢は言っていられない。
いまひとつ消化不良のツーリングではあったが、新たな出会いや感動に満ちた旅だった。

来年も、再来年も、こうして元気で楽しくツーリングできますように。


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