中年になってからバイク・オートバイの免許を取得し、北海道ツーリングや関東周辺のツーリングを楽しむノウハウ
道北マイバイクツーリング 2009
2009年7月24日(金)
富良野のラベンダー畑


たいへんお世話になった小さな宿 旅の途中を辞す。一時は捨てようと思っていた泥だらけのウェアも、高圧洗浄機のおかげで泥の痕跡はなくなっていた。オーナーや同宿者に見送られ、富良野方面にバイクを走らす。むろん、洗ったウェアを着てである。

まずはファーム富田へ。富良野方面にバイクを走らせていると「FARM TOMITA EAST」の看板が出ていた。ファーム富田の新しくできた畑で、今回初めて見に行く。

十勝の山並みをバックに、紫色が鮮やかなラベンダーと、彩を添える花々がきれいに咲いている。



平地にあるため今ひとつポイントが絞られないが、ちんまりとまとまっていた。ラベンダーもくっきりとした紫色だ。



そこからバイクを走らせること数分。本家のファーム富田に行く。こちらはすごい人でバイクを停める駐車場を探すのも一苦労。



花畑はきれいなのだが、ラベンダーの種類が違うのか異常気象のせいなのか、こちらのラベンダーはイーストより褪せている。
相変わらず中国人が花畑の中に入り込み写真を撮っていた。



さて、観光らしい訪問はこれでおしまい。バイクは富良野市山部(やまべ)の松下農園へ。



毎年来ているいきつけのメロン農園で、しこたま購入し宅配便で送っていただいた。おばさんはこの夏の寒さと長雨、日照不足を嘆いていた。
「このまま冬支度かねぇ」
農作業小屋をお借りし、服を脱いで昨日コケたところに富良野のサツドラで買ったサロンパスを貼る。情けなや。
昨日は気づかなかったが、右腰は青く内出血していた。

山部まで来たのでバイクはさらに帯広方面に。国道38号線を延々走り、狩勝峠のパーキングに停めたら札幌の支店から電話。あまりのナイスタイミングである。
相談したいことがあるので早めに寄って欲しいとのこと。狩勝峠の用件はまもなく終わるので、すぐさま札幌に向かおう。

狩勝峠まで来たのは大きなわけがある。このところ郵便局めぐりよりも熱を入れているケータイ国盗り合戦の蝦夷地(北海道)は、残る<十勝>をゲットすると蝦夷地27カ国を制覇できるのだ。
ところが狩勝峠は南富良野町で<富良野・美瑛>だった。十勝をゲットするにはトンネルをくぐって本当に新得町に入らないといけないのか。
天気は悪くてガスっており今にも降りそう。トンネル内の路面は濡れており、カーブなのでスリップしないように慎重に走る。昨日のウンコ泥スリップがトラウマになっている。



トンネルを抜けて路肩に停めてケータイを操作すると、見事に<十勝>をゲット、蝦夷地を制覇した。蝦夷神威の称号をいただいた。

すぐさまUターンし、トンネルを再びくぐって西へ西へ。

アルファリゾートトマムでランチ。ハンバーガープレートをいただいた。
バイクだからライダーだからと、安宿やラーメンばかり食べているのはおもしろくないので、強弱をつけている。



タワーホテルの外装が変わっており、2年前にリニューアルした由。こんなに高いビルの外装をどうやって工事したのか。

トマムと夕張の間は道東自動車道の工事中で、JR石勝線と開通してない高速道路が並走している。トマム〜占冠間は今年10月に開通する由。夕張〜占冠間が山岳地帯の難工事区間。平成23年度開通とリリースされている。



トマムやニニウは、結局は札幌と足寄を最短で結ぶ交通の要衝でしかないのか。

占冠から新しくできた赤岩トンネルをくぐり、名勝赤岩青巌峡は見られなくなった。まったくの無人地帯を通る国道274号線を夕張に向けて走る。占冠トンネルや穂別のトンネル内の路面も濡れており、スリップしそうにフラついてしまった。後ろの車には攻め立てられ、こわごわそわそわ走るしかない。速度を落とすとトンネル内でも追越される。長いトンネルでトラックのエンジンの反響音も大きく、暗闇と音とツルツル路面で本当に怖い。スリップしたら後ろの車に轢かれるだろう。よく事故がおきてないものだ。
トンネル内が濡れているのは、雨が入り込んでそれが乾かないからなのだろうか。確かに気温は低く、トンネルを出るとヘルメットのシールドが曇った。

なんとか通り抜け、チンケなみやげしか置いていない夕張の物産センターでみやげを物色。

夕張からは片側1車線の高速道路で札幌へ。高速道路は結局はショートカットの役目を果たしており、予想よりも早く札幌市内に到着した。


札幌パークホテル

ホテルにバイクを止めて荷物を客室に置きすぐに支店へ。ところが狩勝峠で電話をくれた担当者は取引先で打ち合わせとのことで、結局明日ホテルロビーでの打ち合わせに変更。

むかついたので彼の上司がおごってくれました。食べきれないくらい。



明日はその打ち合わせののち苫小牧フェリータミナルへと向かう。天気は雨。ビショビショのカッパをフェリー船室に持ち込むかと思うと、ぞっとしない。


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