中年になってからバイク・オートバイの免許を取得し、北海道ツーリングや関東周辺のツーリングを楽しむノウハウ
道北マイバイクツーリング 2009
2009年7月23日(木)
就実の丘の脇で泥にコケる


旭川は未明まで雨だったようだが起きたころには雨は止んでいた。
朝はホテルのブロードバンドを利用しブログの写真をUPして、9時半に出発。

東旭川駅前の旭川神社にある旭川兵村記念館で屯田兵の苦労を見る。が、屯田兵は中学校でも習ったと思うが、彼らの官舎を作った人たちのことは習わなかっただろう。
それは囚人です。

その後、旭川空港に向かう。南東部に就実の丘というアップダウンの一本道がありそこを走ってみたい。すると「旭川医大」の道案内が。
2007年に一緒に旭川に泊まった金沢在住の山瀬学カメラマンに、旭川のジンギスカン以外のおいしい店を聞いたら、「旭川医大前のふるきというラーメン屋がお勧め」と言ってたのを思い出した。旭川医大なんて行く予定がないので行けないと思っていたけど、空港に近いのか。それなら行って見ようと時間も昼時なのでバイクを走らす。
天気は晴れてきて、とてもよいツーリング日和。

旭川医大の前に行ったが見当たらなかったので電話をすると、「前」というのは言葉のあやでニュータウンの中を入っていく、一発ではたどり着けない場所にあった。しかし混んで列ができている。



味噌ラーメンがお勧めとのことで、食べてみたら麺はやや細い縮れ麺、とろりコクのある味噌スープ。味噌がちょっとしょっぱかったけど、おいしい味噌ラーメンだった。



おなかがいっぱいになったので就実の丘に向かう。
たぶんここだろうと言う道を走ると正解だった。すごいアップダウン、そして一本の一直線。上富良野のジェットコースターの道よりもジェットコースターで、あまりの急坂にうわぁぁと、ためらうくらい。

就実の丘の北西(地図左上)にと伸びている道がアップダウンの道。北西(左上)に旭川空港があるのでスクロールしてね。途中に点線の道があるけど、舗装してあるよ。



一度丘まで行って、もう一度往復してしまいました。意外とクルマも来ていた。



車載動画をどうぞ。空港側から丘に向かってです。



ここから南に下りる道があったので、よくわからなかったが行ってみる。下り坂だ。
坂が終わったところに、農地から出入りした耕運機が撒き散らしたのか、たっぷりのが道路上に広がっていた。ここは一定の速度で一気に走りぬけよう、そう思って進入したら速度が出ていたのか、フラフラと足元をすくわれ、右に倒れてずずーーっと滑ってしまった。
泥は10cmくらい積もっており、体の頭から足までで、一気にそれをなぞったカンジ。



あ〜、やってしまった。ヘルメットからウェアからオーバーパンツから靴まで泥だらけ。バイクは転倒して腹を見せており、これは右側全域が傷だらけだろう。それよりエンジンかかるのか。
いったん電源をOFFしてかけてみたらかかったのでよかったが。

こうなると、濡れた泥のまま走って乾かしたほうがいいだろう。
今日はいわゆる富良野・美瑛の観光スポットを巡って上富良野の宿に入ろうとしたが、これは宿直行である。こんな泥だらけで観光地をうろうろしていたら怪しまれるし、みっともない。

幸い、今日の宿はライダーがオーナーのとほ宿「小さな宿 旅の途中」で、去年の9月にも来ており、勝手もわかっている。
2時過ぎに着いて、モヒカン刈りのようにウンコ泥がついていたヘルメットを脱いで、玄関脇の流しで洗う。オーバーパンツは脱いで、捨てるつもり。



オーナーが出てきて、バイクを洗うホースを出してくれた。しかもウェアは高圧洗浄機で泥を飛ばしてくれて、洗濯機に入れてくれた。そしてあとで干しておくから近所を走ってくればいいと言う。

まったく感謝感激。この宿にしてよかったといつも思う。もしシティホテルに泊まる行程にしていたら、かなりみっともなかった。
これからバイクで走るのは軽装だがしかたない。富良野・美瑛の観光地めぐりにでかけることにする。天気もよいから十勝の山も見られるかも。




美瑛の新名所:青池に感動

小さな宿 旅の途中に荷物を置いて、まずさっき素通りした「赤い屋根の家」に行く。車がたくさん止まっており三脚まで立てて撮影している有名スポット。



去年来たときと手前に植えている野菜が変わっており、今回はスイートコーン。背が低いので家がよく見えた。
カメラマンたちは日照や雲の具合を見て、じっと待ちバシャバシャとシャッターを切る。こちらも同じようにするが、コンパクトデジカメなのでたいして映っていないだろう。

美瑛市街から白金温泉へと向かう。温泉が目当てではなくその手前の青池行くのだ。
去年、旅の途中のオーナーに教えてもらったが行けなかった場所。護岸工事の副産物でため池ができて、何かの成分で水が青く染まったという(よくわからない解説)。
去年までは秘密のスポットだったが、今年からは観光地図にも載ったし、駐車場の案内まであったのですぐわかった。



駐車場からしばらく平坦な砂利道を歩くと、右手の木々の間からチラチラと池が見えてくる。ほんとうに水が青い。
近づいてよく見ると、あくまで青い。沖縄の海のようだ。しかも白樺が湖から立って、さらに十勝岳も見えて、それはそれは美しく神秘的。

さらにバイクは山の白金温泉に。ここは3年前の11月に泊まったことがあり、一面の雪景色でした。今日は十勝岳や美瑛富士、美瑛岳もきれいに見える。十勝岳は煙を吐いているのも見える。

道をそれて十勝岳に。途中、望岳台という美瑛富士、美瑛岳、十勝岳の山々を望む地に。
いや、すごい迫力。





ジャケットは洗って乾かし中のはずなのでパーカーを着て下りを快走。昨日はジャケットやパーカーを着ても寒かったのに、今日は軽装でもよく、天気がいいのはうれしい。

6時半に小さな宿 旅の途中に戻ると、ライダーたちが談笑していた。すぐあとに3台のバイクが来て、今日は7名全員がライダー。

予約は相部屋だったが個室にしていただけた。荷物がたくさんあるので相部屋は気になるのです。
夕食後のライダー同士の情報交換では、みなブログを書いていることが判明。一方、手書きで日記をつけている人もいて、自分の記録は人それぞれ。



しかし夜になるに連れて、体の右側が痛くなってきた。シップを買えばよかったか。
明日起きるととんでもないことになっているかも。


<<前の記事< TOP >次の記事>>
© N.Kitagawa, All rights reserved.