中年になってからバイク・オートバイの免許を取得し、北海道ツーリングや関東周辺のツーリングを楽しむノウハウ
松姫峠(山梨県大月市) 2008/11/02
2008.11.02 Sunday
松姫峠 山梨県大月市〜小菅村
三連休の中日。昨日は真っ青ないい天気だったが気温が低く風が強く、東京の木枯らし1号だった。今朝は曇っているがいずれ晴れる予報。このところバイクとご無沙汰だったので、かねてからルートを検討していた山梨県の
松姫峠
に行くことにした。松姫は武田信玄の息女で、彼女が山越えしたことから名付けられた由。しかしウネウネととぐろを巻くような道は私の食指を動かした。
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8時に
インターネットの渋滞情報
を見たら中央道下り線は調布から相模湖まで
真っ赤
。9時に自宅を出発したが、これは甲州街道をチンタラ行ったほうが早いかと思っていたけれど、甲州街道の交通量も多くなかなか思うように進めない。
そこで思い切って調布ICより中央道に入る。どうせ車と車の間を縫って走るなら、高速道路のほうが道幅が広いので走りやすいという考えだ。中央道は40〜60km/hくらいの速度で、大部分を車線と車線の間を走りぬけ、上野原ICで降りた。ここで10時半なので予定通りである。これが車なら倍はかかったはずだ。
上野原市街で給油。1リットル144円だったが136円とか130円とかの看板も見たので、ガソリンだけはかなり値下がりしているようだ。世田谷はもっと安いかもしれない。
上野原からは旧甲州街道、現在の
山梨県道30号線
を走る。もちろん舗装されているが、道幅は狭くどこもうねっており、かなり走りにくい道だ。
中井貴一
のお父さんである俳優の
佐田啓二
は、長野県の別荘から深夜に甲州街道で帰京していた時、運転手がカーブを曲がり切れずに激突。後部座席で熟睡していた佐田は帰らぬ人となった。1964年のことで、もしかしたらまだこのような道を走っていたのかもしれないと思った(場所は韮崎市)。
しかしこのような道だからこそ、素朴な農民や重厚な木造民家などと巡り合える。そして大月市の看板とともに富士山が現れた。やはりツーリングは田舎道に限る。
夏に一度来た
猿橋
だが、すっかり秋景色になり観光バスが止まっていた。ここから
県道505号線〜国道139号線
で
松姫峠
へと向かう。
途中に見える小高い山は
紅葉
をしているのかこれからなのか、それとも植生が違って紅葉しないのか。紅葉としてはいまいちだと思う。
深城ダムからはいよいよ狭い山道となったが、
松姫トンネル
工事現場があり、どうやらトンネルを掘っているらしい。完成すれば3kmのトンネルになり、大幅に時間が短縮されるとのこと。せっかくの絶景が見られなくなるのかもしれないが、国道とは言うもののたしかに道は狭く一部は車のすれ違いができないほど。
酷道
である。それなのに車もバイクも多く、トンネルは望まれているのだろう。
ときおり、ガードレールから視界が広がる場所があり、走ってきた道が眼下に見え、遠くの山並みが美しく太陽に光っている。
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日がな地図を眺めて想像していた
松姫峠
は狭い駐車場とトイレだけの、ちょっと残念な峠だった。ここに車を止めて登山する人も多いらしく、駐車場は1日あかない。
展望台があるわけではないが、眺めはそこそこ良くて、
富士山
が頭をのぞかせていた。ほんの少し白くなっているだけだが、いいかえるともう雪が降ったということだ。
ここから下って多摩川の源流があるという
小菅村
になる。12時を回ったが食事は
小菅村
でとろう。
小菅の湯
という温泉があるので、温泉に入ってうどんでも食べようと思う。
温泉は3時間600円か1日1200円(こちらはタオル+バスタオル+浴衣のレンタルセット付)。もちろん3時間を頼むが前回の
陣谷温泉1000円
と比べると良心的というか常識的な値段だ。それにシステムがすばらしく、まず靴を靴ロッカーに入れて鍵をフロントに。フロントでは風呂のロッカーのカギと先の靴キーおよび代金の受け渡しがある。中に食堂があるがその食事代はロッカーキーの番号であとで精算。つまり
ゴルフ場のシステム
を日帰り温泉に取り入れているのだ。
風呂はジャグジーや寝湯、露天風呂などがあり、特に五右衛門風呂は手足を釜から出して入る、あられもない姿だがとてもリラックスできた。連休なので混んでいたが。
大広間の食堂では
ヤマメ塩焼き定食
1050円を頼んだ。駐車場の入口でおばちゃんがヤマメを焼いていて、おいしそうだったから。
僕にはちょっとレアでしたが、まあ食える。滞在は1時間半だった。
その後、東京都奥多摩町に入り、
奥多摩周遊道路
へ。ここはライダーの無謀運転で悪名高いワインディングロード、とのうわさを聞いていたが、旧料金所(今は無料開放)に入りかけたとたん、ブォングォンの爆音が轟いており、イヤな気分になった。
しかしセンターラインに杭を打つなどのオーバーハング対策を取っており、バイクよりも車のほうがワインディングに弱いと見えて、車のあとを大名行列状態であった。
月夜見展望台から青い奥多摩湖が見え、ほんのりと染まりかけた山並みとのコントラストがきれいだった。
走行距離は207km、マジェスティの総走行距離は3109kmといつの間にか3000kmを超えていた。
関東の紅葉はもう1,2週間先ではないか。また行こう。
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