中年になってからバイク・オートバイの免許を取得し、北海道ツーリングや関東周辺のツーリングを楽しむノウハウ
道東マイバイクツーリング 2008
2008.09.17 Wednesday
北19号と開陽台
父が借金のカタにランボルギーニを手に入れた。私が取りに行ったらキーがない。実家に電話をすると母が出た。「親父、どこに居る?」「仕事で○○会館に行ってるわよ」。
羅臼の民宿いしばしで目が覚めた。つまらぬ夢を見た。6時を過ぎたばかりだ。必ず深夜の3時半に目が覚めるし、再び寝ても6時過ぎには起きてしまう。
未明に雨は止んだようだが、どんより曇っている。
朝から部屋の外では魚を焼く匂いだ。朝食には焼き魚のほかに、でかい豆の納豆、でかいなめこの味噌汁、山菜など。ごはんは1杯でやめておいた。
部屋中に散らかしておいた荷物をまとめ、ボイラー室から乾かしておいた衣類を回収。見事に乾いていたが、グローブだけ湿ったままだ。レイン用のグローブで当座をしのごう。いつ雨になってもいいようにレインジャケットをシート下に入れておき、おじさん・おばさんに見送られて出発。おばさんが「奥さんによろしく」と、絵葉書をおみやげでくれた。
曇り空の下、まずは羅臼から東へ知床半島の先端を目指す。しかしクルマやバイク、いや徒歩でも行けるのは相泊まで。その先、岬までは登山家でなければ行けないような山道を通って、4泊くらいで行けるらしい。相泊は3回くらい行っているけれど、マイバイクで行きたかった。ここまでの道中は民家も多く、地の涯のイメージはない。相泊に着いて、行き止まりの標識の前で写真を撮ってすぐに引き返した。
向こうに見える羅臼市街が今にも降りそうな曇り空だったが、その羅臼を通り越して標津に着く頃にはすっかり晴れて快晴になった。バイクは雨に弱いので、どうしても天気が気になる。標津から北19号という町道を走り開陽台展望台へ。実はこのコースは3週間前に一家で来たばかり。
北19号はアップダウンを繰り返す直線道路で、バイク雑誌で何度となく紹介されているライダー憧れの道路。そのためライダーが集結して撮影会状態になっていた。こちらは一人なので三脚を立てて撮影していたが、関西から来ていた3人組ライダーが「一人じゃたいへんでしょ、撮りましょ」と、声をかけてくれて写真や動画を撮ってもらった。ライダー同士の絆である。こういう親切や仲間意識は、バイクに乗らないと気付かない。バイクに乗らない人がライダーを見ると眉をしかめることもあろうが、実際はそうではないと思う。とてもありがたかったし、うれしかった。
続いて、マイバイクで開陽台に。ここは"ライダーの聖地"として、同じくバイク雑誌でおなじみだ。家族でレンタカーで来た3週間前の8月末は15度ほどの寒い天候だったが、今日は暑く汗ばむ。展望台があり周囲を一望した。高台にあるため牧場地が360度見渡せるのだ。遠くに牛が鉄道模型のミニチュアよりも小さく、点在しているのが見えた。売店のジェラートは8月には寒くて食べられなかったが、秋口の今回9月には食べられた。ヘンな天気である。
そして中標津市街に出て、別海町に。人間より牛が多いという、酪農の町だ。
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