中年になってからバイク・オートバイの免許を取得し、北海道ツーリングや関東周辺のツーリングを楽しむノウハウ
道東マイバイクツーリング 2008
2008/09/14 その2 層雲峡から大雪高原へ
美唄ICから再び高速に乗り、途中のSA/PAにこまめに立ち寄る。音江PAでは夫婦カップルのライダーに会ったが(バイクは2台、それぞれで運転)、キャンプで回っているらしく重装備の過積載。しかもなんとペットの子犬まで連れている。子犬を入れるカゴみたいなリュックに入れているのだが、4kgあって意外と重たいらしい。配偶者と一緒のツーリングとはうらやましい。
比布北ジャンクションから旭川紋別道(いずれ高速道路に格上げなのだろうが、現在は通行無料)に乗って上川層雲峡ICで降り、再度ガソリンを入れて層雲峡に向かった。すでに4時を回っており、日が暮れないかと不安になる。それでも層雲峡の、道の両側に奇岩が立ち並ぶ姿はいつ来ても素晴らしく、バイクを止めて写真を撮ってしまう。来るたびに奇岩の写真を撮るのだが、満足に撮れた試しがない。ディズニーランドのマジックジャーニーやグーグルストリートビューみたいな360度映る特殊なカメラで撮っても、層雲峡の壮大さは映せないと思う。肉眼で空間の広がりごと体感するのが一番だと思うが、来るたびに写真を撮る愚かさ。
銀河の滝・流星の滝を久しぶりに見る。落差100m以上の2本の滝が双子か夫婦のように寄り添って流れ落ちる景観は見事としか言いようがない。自然のなせる技だ。



今、この2本の滝を見る場所は駐車場が広がっているが、もともとここは国道39号線だった。しかし落石の危険があるとかで国道は長大なトンネルで付け替えられ、本来はこの先もっと多くの奇岩や滝が楽しめるのだけれど、旧道は通行止めとなり普通の人は行けなくなった。西興部村の氷のトンネルも閉鎖されたし、支笏湖の苔の洞門も先に行けなくなったし、カムイワッカ湯の滝や知床大橋も落石や工事を理由に行けなくなった。
滝の駐車場を出たのは4時48分、大雪湖から国道273号線に折れて、この先もかなり走る。ようやく大雪高原林道の入り口に着いたが、時すでに5時1分になっていた。大雪山系の東側になるため日没は早くすでに完全に日陰状態。幸い、まだ肉眼で路面状態が確認できる。



この道の状態はかなり前から他の人のホームページその他で研究しておいた。フラットな走りやすいダートという。6月にレンタルバイクで走破したヌプントムラウシ温泉の林道よりかはマシだと思うが、もし転んだらマイバイクが傷つくので、傷が付きそうなところにあらかじめガムテープで養生して走ろうかと思っていたくらいだ。だが、入り口の状態を見るとほとんど地面が露出しているダートだったので、まずは転ばないだろうとの希望的判断から、そのまま突入。
道路の一部そろばん状の段々になっていたり、路肩が狭かったり、道がえぐれていたり、砂利が深いところがあったけれど、総じて安定的な地道で、時速25〜40kmで走れた。後ろから来る車は皆無だったけれど、日帰り温泉の帰りなのだろう、山荘方面からやってくる車は多く、そのたびに止まって避けた。本来ならクルマが止まるべきなのだろうが、車は止まらない。自己防衛するしかない。




大雪高原付近の走行軌跡(GPS)

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