中年になってからバイク・オートバイの免許を取得し、北海道ツーリングや関東周辺のツーリングを楽しむノウハウ
上富良野 ツーリング ─ 2008.07.13
2008.07.13 Sunday
バイクツーリング2日目。
上富良野のとほ宿「
小さな宿 旅の途中
」では、朝の出発前にみんなで記念撮影。昔のユースホステルのノリである。宿主にそれとなく聞いたが、ユースでヘルパーをした経験はないとのこと。
すぐ脇を通る
ジェットコースターの路
を往復する。
この道は一直線だがアップダウンがあり、そのためジェットコースターの路と呼ばれているが、むしろ周辺の景色の素晴らしさが特筆だ。
バイクにデジカメを三脚替わりのクリップで取り付け、動画モードで撮影したが振動をモロに受けて途中でカメラがあらぬ方向を向いてしまい、これは企画倒れだった。
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これが沿道から見た風景のごく一部。とにかくこのような景色を左右に見ながらの道路は、お金を取ってもいいくらいだと思った。
ところで今は晴れているが天気予報は午後からの降水確率が60%と言っている。なので、午前中に富良野・美瑛の景色を楽しんで、午後はカッパ覚悟で走りに専念するしかないだろう。
これはCMにも登場した「
赤い屋根の一軒家
」。
3方面からアングルを変えての撮影。いちばん有名なのは上の
三愛
地区から撮影したアングルだろう。手前の緑はキガラシの黄色い花が咲き乱れている年も。中は
新栄の丘
からの俯瞰、そしてもう一つは畑の脇の道からだ。
映画のセットとも思えるが、今は使っていない普通の農家らしい。
ちなみに場所はこちら。一軒家でなくて二軒家ですね。
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あちこちの絶景に満足していたが、だんだん空模様があやしくなってきた。
「旅の途中」の宿主に教えていただいた
美瑛
の「
三本ポプラ
」にようやくたどり着いて撮影を終えたころから雨が降り出した。これ、三本ポプラではなくて六本ポプラだと思う。
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JR富良野線の踏切を渡った
農家の納屋
を借りて
カッパ
を着る。生まれて初めてのバイクでレインウェアだ。だいたいカッパを着ると雨は止むものなので、雨除けのおまじないである。母屋から老婆が出てきたので会釈をする。
もう観光や写真撮影は無理だし、GPSは防水でないのでしまう。こういう点、ビッグスクーターはシート下の収納が大きいのでとても便利だ。
さて、ここからは国道237号、38号をひたすら南下し、山部の
松下農園
を目指す。
1995年、家族で最初に北海道を訪れた際、帯広方面から富良野に入ったのだが最初に目についたメロン即売所の農家が松下農園だった。以後、毎年の渡道のたびに「
行きつけのメロン屋
」として愛顧している。それほどにおいしい上、おばちゃんの人柄も素晴らしい。
山部は富良野市南部なので、美瑛方面から行くとなかなか到達しない。深山峠で雨は激しく降り、富良野市街は降っていなかったり。
松下農園ではおばちゃんがまず
西瓜
の試食を勧める。冷蔵庫から冷えたのを持ってきて、「真ん中のおいしいとこ食べなよ」と切ってくれる。次いで
とうきび
。「もう季節が終わっちゃったんだ」と小さいのを申し訳なく言う。
「これがおれのランチだなぁ」と言ったら、「スパゲッティならあるよ、食べるかい」と聞くのでもちろん「食べる」と言うと、母屋からスパゲッティとトマトを持ってきてくれた。おそらくおばちゃんたちの昼飯だったのだろう。
もちろんメロン購入。とうきびもおまけしていただいた。とうきびは時期が過ぎてもう売り物ではないらしい。
雨に打たれてバイクは自然と対峙しているのだと知った。農家の人の親切にバイクで人の心の優しさを知った。
※おばちゃんの好意はすべての人に適用されるものではありません。
●7月13日前半(上富良野〜美瑛)
雨が降ってきてGPSを一度しまったので、これは前半です。景色を探して、グルグル回っている。
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