中年になってからバイク・オートバイの免許を取得し、北海道ツーリングや関東周辺のツーリングを楽しむノウハウ
上富良野 ツーリング ─ 2008.07.12
2008.07.12 Saturday

2週間前の6月末に十勝をレンタルバイクで駆け巡り、その2週間後にまた北海道でレンタルバイクを借りてツーリングです。今度は札幌から富良野へ。

YSP札幌中央で最初からマジェスティを予約した。今回は舗装路ばかりで、富良野・美瑛の絶景を写真を撮りながらチンタラ走る予定である。気がかりなのは天気で、どうも曇りから雨らしい。

それでも札幌を11時22分に出発した時はうす曇り。なんとか持つだろうか。最短距離で富良野を目指すのは芸がないし、札幌〜旭川間は高速道路でしか走っていないので、国道12号線の幹線道路を走ってみる計画だ。ただしバイク屋のおっちゃんに寄ると、交通量が多いのでかえって時間がかかるとのこと。



美唄から南側の道道を走っていると残念なことにポツポツ雨になった。なので防水でないGPSをしまう。そのため今回は走行軌跡は一部取得できてません。

砂川市で昼過ぎになったので、ここに本店があるお菓子の北菓楼に立ち寄る。基本は喫茶とケーキなのだけれど、ランチとしてオムライスやカレーがあるというので、オムライスを頼んだ。まずかったし出てくるのが遅かった。北菓楼は開拓おかきとバームクーヘンでいいか。



その後再び裏道を走ると、サミットで首脳夫妻へのプレゼントにも使われたソメスサドルの砂川ファクトリーが。こんなところにあったのか、おそるべし砂川市。かつては炭鉱の町だったが、炭鉱亡きあとこのように転進していたとは。けれどバッグなんてまったく管轄外なので見学もしませんでした。

砂川市

かつて炭鉱で栄えた歌志内市に向かう。砂川駅と歌志内を結ぶ、国鉄歌志内線があったのも、今は昔。駅や路線の痕跡すらわからない。ただ、バス停は懐かしい駅名が付いていたので、その集落なのだろう。歌志内市役所は木造の素敵な建物だったけれどすでに使われておらず、向かいの鉄筋の建物が市役所だった。
さらにその先、倉本聰のテレビドラマ「昨日、悲別で」のロケ地として使われた悲別ロマン座の廃墟を見ていると、雨が本降りになった。

歌志内

すぐにトンネルなのをいいことに、そのまま赤平まで走ったが、ウェアもかなり濡れてしまったし、セブンイレブンで雨宿りをする。こういうところが、バイクは不便だ。雨には濡れる、太陽光線は浴びる。常に自然と一体だ。
10分も休んでいると小降りになったので走る。



国道38号線に入り、芦別市に。ここは香港のタイガーバームガーデン(すでに廃止)とつながるような悪趣味の京都風施設「北の京(みやこ)芦別」というのが場違いに建っていた。

北海道:芦別 北の京芦別
〒075-0036 北海道芦別市旭町2
レジャー宿泊施設として北海道に初めて昭和45年に誕生、平成元年には高さ規模とも日本一の大観音建立、平成5年ホテル三十三間堂完成。

北の京 芦別

地図
 

さて、雨は止みレインウェアも着ていないが、この先どうなるかわからない。芦別から旭川に出て、景色を楽しみながら上富良野町の宿に向かう予定だったけれど、ここは無難に先を急いだほうがいいだろう。それにどういうわけかGPSの電源が果ててしまった。予備電源は5時間はもつはずなのに、こんなところでなくなるとは。なんとなく不安だし、軌跡が取れないのは悲しい。

いちおう、公共の宿評論家なので、北海道の公共温泉1位に輝いた、芦別スターライトホテルだけは見ておこうと向かう。思った以上に山奥にある公共の宿で、狭い人さびしい道を山奥までバイクを走らせ写真だけ撮った。芦別はガタタンラーメンなる不思議なラーメンを名物として売り出し中なので、いずれ食べる機会もあるだろう。



再び国道38号線に戻って、富良野を目指すことにした。

この先には滝里ダムがある。周囲が水没するため、根室本線を移設したほどの大工事だった。だからここだけは見ておこうと立ち寄った。キャンパーたちが遊んでいるのどかなところだった。



滝里ダム

その後、ツーリングマップルの地図だけを頼りに、裏道を走って上富良野町のとほ宿小さな宿 旅の途中」にたどり着いた。宿主が出迎えてくれてほっとした。

旅の途中


小さな宿 旅の途中

●7月12日(札幌⇒芦別)
GPSの電池切れで走行軌跡は芦別で果てる。その後、上富良野まで走りました。

札幌から芦別まで

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