中年になってからバイク・オートバイの免許を取得し、北海道ツーリングや関東周辺のツーリングを楽しむノウハウ
バイクでお遍路 徳島県
2016.04.28 Thursday
バイクでお遍路:6番安楽寺の宿坊に泊まり勤行
3時半過ぎに、今日の予定の最後の寺、安楽寺に着いた。
6:安楽寺 088-694-2046 宿坊 徳島県板野郡上板町引野8
温泉山という山号がついているが、この辺りは昔から温泉があって、寺の宿坊も安楽寺谷温泉という湯が引かれている。
横に広い本堂の内部に納経所があった。通常は別の建物なのだが。
大師堂は右側に小さくある。
これで今日の参拝はおしまい。4時前に宿坊に声をかけた。
7200円で個室で2食付。しかも温泉とはあれうれしや。夕食後の7時から勤行(ごんぎょう)があるそうだが、これも初めての体験で楽しみだ。
部屋は6畳で殺風景。ハンガーがないのが難。
さっそく布団を敷いて横になる。
寝たような眠れなかったような。でも家族が総出で並んでいる光景が頭にあったので、これは夢を見ていたのか、弘法大師のお導きか。
6時に夕食の支度ができたアナウンスがあり、1階に行く。全員がそろってから食事をするらしく、ユースホステルをほうふつさせる。
ご住職が、割りばし袋の裏にある、一粒の米も多くの人の手がかかっているとかなんとかの、ありがちなお言葉をみんなで唱えてからいただいた。
料理は仕出しだろうけれど、このくらいがちょうどよい。
天ぷらは冷え切っているのが残念だが、まずくて食えないわけではない。
見ると、ひとり客が8人、2人組が2組、そしてうるさい5人のじじばば。
こんにゃくと、魚の刺身が一緒になって、ゆず味噌で食べる。これも悪くない。
吸い物は、お茶漬けのあられみたいのがたくさんあるもので、初めて見た。
まったく初めての味だ。あられじゃない。
そうしたら、前の席の男が「これはなんですか?」と給仕のばあさまに聞いたところ「そば米です、そばの実」と、吐きそうになった。
そば
だったのか、どうりで食べなれない味だった。そばアレルギーのため、今も唇の周りがかゆい。
食後、7時からは本堂でお勤め。般若心経を一同で唱えたり、観音様の周りを南無阿弥陀仏と唱えて三回回ったり、やれやれであった。
お遍路初日の感想は、未体験ゾーンばかりでそれなりに楽しめた。
東京では咳や鼻水がひどかったのだが、バイクで走っている間はそれがなかったし、気分的にも身体的にも、良い方向に向いているのだと思います。
どうか、お大師さま、明日は晴れてください。
<<前の記事
< TOP >
次の記事>>
© N.Kitagawa, All rights reserved.