中年になってからバイク・オートバイの免許を取得し、北海道ツーリングや関東周辺のツーリングを楽しむノウハウ
東北バイクツーリング 秋田県 2012/09/28
2012.09.28 Friday
東北バイクツーリング:川原毛地獄は異様な光景 秋田県
すでに秋田県。
国道108号線仙秋サンラインを走り抜けて、狭いこまち湯ったりロードに入り、秋田県湯沢市になる
泥湯温泉
が今日の目的地だ。
途中に視界が開けるところがあり、向こうの山あいに白く雲がかかっている。いや雲ではなく湯煙のようでもある。あれは
川原毛地獄
ではないか。
わくわくしてバイクを走らすと、緑の山に忽然と灰色の大きなくぼ地が見えた。すぐに木々に阻まれて見えなくなったが、チラチラとその灰色の異種の地勢が見えてくる。
それが川原毛地獄で、恐山と立山と並ぶ日本三大地獄らしい。
去年行ったアメリカの
デスバレー
のようでもあり、ここだけ見ればデスバレー以上にすごい光景でもあり、小雨の中、しばし見とれた。
遊歩道を工事していて、かつては小山の上まで登れたみたいだけれど、
有毒ガス
のため立ち入り禁止になっていた。
今日の宿、秋田県湯沢市泥湯温泉
奥山旅館
に到着した。まだ3時前だった。この宿に泊まるため行程を短くしたのだ。
べしょべしょの雨の中、ちょっと離れた駐車場にバイクを止めて、ヘロヘロになって荷物を出す。
泥湯温泉は
秘湯
と呼ぶにふさわしい山の中の温泉地で、宿は3軒あるが奥山旅館が大手ではないか。
日本秘湯を守る会
の会員らしく、8月に北海道の
銀婚湯
でスタンプ帳をもらったので持って来ようと思っていた矢先、卓上の書類の束の下にしたままで忘れた。行きの東北道藤岡あたりで「あ゛〜」と気づいたのだった。
ライダーズジャケットにレインウェアまで着こんで、身体が重くてヘロヘロ。
宿帳に書いた後、お風呂のご案内をと言われたので、とにかく部屋に通してとお願いする。
風呂は外湯が充実しているようで何箇所かあるようだ。混浴もある由。
部屋で甲羅を剥ぐようにレインウェア、ジャケットの上下を脱ぎ捨て、シャツになって開放される。本来、宿には3時4時に着くのが望ましく、温泉宿ならなおさららしいが、普段は7時ごろになることも珍しくありません。今回のツーリングはその点まともに到着している。
秋なので日没時間から5時前には着きたいと旅程を組んだのです。
しばし休憩して浴衣に着替え、宿の傘を借りて外湯に行く。
露天風呂は白濁した熱い湯でいかにも温泉。秘湯。身体に効きそうだ。
床は細かい砂利で足ツボマッサージにもなっている。。
もう一つは室内が暗いせいか黒っぽい湯に見えたが、こちらの露天風呂は泥色だった。2つの露天風呂があるが、露天は混浴らしい。
ちなみに宿泊客は4組で、私と同世代のおっさんの一人旅、60代老夫婦と30代若夫婦で期待するようなものはありません。
ぬる目のいいお湯でした。
夕食は5時半から。次々といろいろ出てきたが、舞茸のてんぷらは特注みたいで私のところにはなかった。
みなせ牛が名物らしく、タタキと陶板焼きをいただいた。
2組の夫婦モンの夫は、それぞれ、酒を飲むたびに「あ゛〜」とため息を付きすぎる。
6時過ぎに食事は終り、7時過ぎに寝たら、目が覚めたので朝かと思ったらまだ夜の10時前だった。
泥湯温泉の時間は悠長に流れる。
<<前の記事
< TOP >
次の記事>>
© N.Kitagawa, All rights reserved.