中年になってからバイク・オートバイの免許を取得し、北海道ツーリングや関東周辺のツーリングを楽しむノウハウ
箱根ツーリング 神奈川県箱根町 2011/04/17
2011.04.17 Sunday
箱根ツーリング 神奈川県箱根町
朝8時15分に世田谷の自宅を出発、用賀の東名高速道路東京ICへ入る。
ところがさっそくトラブル、
ETCが反応しない
のだ。バーの前で停まってしまったら(本来はキケン)、スピーカーで「通行券を発券しましたので取ってください」と言われ、振り向いたら後ろに通行券の発券機があって、通行券がベロみたいに出ていたからバタ足でバイクを後退させて通行券を取る。
ETCが通れなかったのはクルマで一度体験しており、そのときはカードの有効期限切れだった。念のためゲートの先の広場に停めてETCカードを見たら有効のものだ。ETCのランプも緑になっており電源も来ている。
厚木IC出口では素直に「一般」の有人ゲートへ行く。券種が通常と違っていたと見えて「ETCカードを持ってますか?」と聞かれたので差し出すと、ETCの割引料金で精算してくれた。
小田原厚木道路
の平塚料金所でもう一度ETCゲートに行ったらやはり反応せず、係員にカードを見せてカードで精算する。
いやーな気分になったが、考えてみると2週間前にバッテリーの交換をしたからその時の作業ミスではないか?バイク屋は鷺沼だから帰りに寄ってみよう。ETCが搭載されてないと思えばいいのであって、いつまでも気にして事故につなげてはバカバカしい。気を取り直して普通に走ることにした。
小田原料金所では最初から有人ゲートに行ってETCカードで払う。
TOYO TIRESターンパイク
は
箱根ターンパイク
をネーミングライツでトーヨータイヤが買ったと思える。道路の名前のネーミングライツは珍しいのではないか。車で1度通った記憶があるが、他に利用した記憶はない。今日が二度目かもしれない。
走っていきなりの急坂だが、最初から人や自転車、ましてや牛馬の通行は考えていない設計で、
天下の険
と歌われた箱根を越える自動車用の道路だ。しかし要所要所に展望台があるようで、多くのライダーが排気音をとどろかせ、ワインディングロードをスピードを競って登るのに対して、私は展望台からの眺めを楽しみに、チンタラ走る。
すぐに<
湘南ビュー展望台
>となり、湘南の海岸線が遠望できるのだが、道路沿いにはまだ桜が咲いていて、きれい。
おそらく先週は本当に見ごろだったようで、桜のトンネルをくぐるような場所もあって、これは来年、1週間早めて来たいものだ。
ほどなく大観山に着いて、
ビューラウンジ
が現れた。ここはライダー集結の場として有名らしく、数々のバイクが並んでいたが、それよりもポルシェ、ランボルギーニ、フェラーリといった高級外国スポーツカーもズラリと並んでいる。おそらく同好の士が毎週たむろっているのだろうと思う。クルマはいずれもピカピカで、バイクをぶつけようものならとんでもないことになるのは間違いないので、離れて停めた。
運転手=持ち主もよろしくない風体である。その意味からも離れていたほうが良い。
このビューラウンジからの眺めの素晴らしいこと! 眼下に
芦ノ湖
、そして宙に浮いた白い
富士山
。
まさに絵葉書の世界だ。
さらに芦ノ湖スカイラインに入り、山伏峠の先に
杓子峠
展望台があり、富士山がぽっかり浮いている。
やっぱり富士山は日本のシンボルで間違いない。今度噴火するとこの美しい形ではなくなると言われているので噴火しないでほしい。
そして
三国峠
。
箱根駒ケ岳ロープウェイや湖の遊覧船が小さく小さく見えた。
芦ノ湖スカイライン
ワインディングロードが終り、御殿場市街が近づいた交差点に「
富士八景の湯
」という日帰り温泉があるので入る予定でいた。
駐車場にチラホラ車は停まっているがバイクは0。支度をして受付に行くと、入浴料が1200円だった。これは高い。700円くらいでもいいんじゃないか。靴を履き直して駐輪場に戻った。
すでに12時半なので、御殿場ICから帰る手前で食事をしようと、遠くからでも目立つオランダ風車の
美華ガーデン
に入る。しかし車はチラホラでレストランらしき部分はガラガラ。どうも休業のようで、晴れた日曜日に休業とは中国人相手の商売だったのか。名前からしてそうみたいだが。
そこでインターが見えるほどのところにある
瑞季(みずき)
というステーキ屋の店先に「ハンバーグ1000円」とあったから入ってみた。
先客はおらず、奥のカウンターに案内された。鉄板がありどうやらここで調理してくれるようだ。
見ると、4つのテーブルがあるがいずれも鉄板があって、それが中央ではなくヘリに寄っているので、テーブル席でも客が調理するのではなくてオヤジが調理してくれるようだ。
見た目はともかく本当においしいハンバーグで、ツーリング途中でフラリと立ち寄る飲食店であまりハズレを引いた記憶はない。
そのうち常連客らしきオヤジが女連れでやってきて、選挙の話などをマスターと親しげにしていた。
この店は料理はおいしいけれど、老夫婦二人でやっていて接客サービスはどこかに忘れてしまったような、卓越した店だった。なお1000円は外税式で実際は1050円でした。
御殿場ICに乗ったのは13時半ごろで、横浜青葉ICで降りて鷺沼のバイク屋へ。
店にある
ETC判定器
が反応せず、調べたらアンテナの結線が不十分だったらしい。
ETC割引料金でない正規料金だったため、差額を請求するべきか迷っていたけれど、息子ほどの工員が謝っていたので不問とした。
15時45分には帰宅し、230km走った割にはラクラク悠々だった。
やっぱりバイクは楽しい。でも事故にはくれぐれも気をつけようね。
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