|
常紋トンネル―北辺に斃れたタコ労働者の碑
網走・旭川間の鉄道トンネル付近から50体以上の人骨が発掘された―。北海道開拓に使役された囚人労働の実態を調査していた著者が、囚人に代わって拘禁労働の主力となっていた「タコ」と呼ばれる土工夫たちの行跡を追った記録。鉄道・道路・港湾・潅漑溝工事などに酷使され、斃れていったタコ労働者。社会の底辺で沈黙を強いられてきた人々の呻き声が聞こえてくる。
|
|
おれは、にんげんだ―タコ部屋労働・朝鮮人労働、そして今 母と子でみる
1934年〜36年に行われた藻岩発電所建設工事。長時間労働、超過密労働という人権無視により、多くの犠牲者が生じた。長期にわたる藻岩の掘り起こしでの事実を、当時を知る関係者からの貴重な意見とともにまとめる。
|