中年になってからバイク・オートバイの免許を取得し、北海道ツーリングや関東周辺のツーリングを楽しむノウハウ
道東マイバイクツーリング 2008
2008.09.21 Sunday
大洗港からは雨

台風の余波で多少揺れるフェリーで、悶々として一夜を過ごし、7時過ぎに目覚める。
朝食にと、道の駅花ロードえにわで買っておいたパンをバイクに置き忘れて船室に上がってしまったため、昼食にとコンビニで買っておいたカップヌードルを朝から食べる。再びベッドに入ったり、ロビーでマッサージチェアに揺さぶられたりしながら、到着まで過ごす。ひとり旅はこういうとき時間のつぶし様がない。
やっと14時になって大洗港着。千葉県民からのメールによると激しい雨というので、海上は曇りだけれどレインウェアのズボンを履いて、重い荷物を持って車両甲板へ。船員が「バイクの方、雨が降ってきました」と案内をしたので、車両甲板でバイクの脇に立ちながら、上もレインジャケットを羽織った。昨日だったら風は強かったらしいが雨ではなかったとのこと。行くかとどまるか、判断に迷うところだ。クルマなら間違いなく行ってしまうが、バイクは自然と常に対峙して走る乗り物なので、自然環境に敏感にならざるを得ず、それがまたバイクの魅力なのだ。

フェリー




船倉から外に出ると言われた通り小雨だった。大洗市街地のスタンドでガソリンを入れて、小雨の中、高速道路に乗る。ETCなので、フェリーから降りたほかのバイクを追い抜く。路面はほとんど乾いていたし、襟裳岬の強風に耐えた自信からか、行きに感じた高速道路の恐怖心はまったく克服されており、快調に走った。
その後、雨は降ったりやんだりを繰り返し、常磐道三郷料金所の先はいつもどおり渋滞していたけれど、バイクならではの機動性とETCの威力で難なく外環道に入り、5時半に家に着いた。大洗を出てちょうど3時間だった。
こんなに長期間家を空けてしまい家に入れてもらえるか心配していたが、妻にちゃんと鍵を開けてもらえ、ずぶぬれのレインジャケットをタオルで拭いてもらい、風呂まで沸いていた。ありがとう。

こうして9泊10日の北海道マイバイクツーリングは終わった。事故も病気もなくAEDの世話にもならず、つつがなく終わったのはすべての人たちのおかげだと大感謝している。それをこの歳で感じて、この歳になっても新しいことにチャレンジし、新しい息吹を感じている自分はすごいと思う。
もう一度、すべての方々に感謝の意を表します。どうもありがとうございました。

当分、北海道もバイクもいいと思ったが、そう言っている口も乾かぬうちに、2009年はどこをどう走ろうか、計画を立て始めている。


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