中年になってからバイク・オートバイの免許を取得し、北海道ツーリングや関東周辺のツーリングを楽しむノウハウ
厳道峠 2007/11/04
2007.11.04 Sunday
今日は秋晴れの快晴となったので、久しぶりにバイクにまたがった。
これまでまたがると短足のため苦労をしていたのだが、セロー250のローダウンサスペンションキットを工賃込で6万円の投資をし、車高を3cm低くして以来始めてのツーリングだ。この時期なら迷うことなく紅葉を愛でるツーリングになる。

昨夜、ツーリングマップルを見ていたら、山梨県道志村北部に「厳道峠」という細い線で描かれた峠があったので、距離的に日のあるうちに帰れる場所だと思い、そこへ行くこととした。



久しぶりにエンジンをかけるのでかかりが悪く、10回くらいトライした。かからないままバッテリーが上がってしまうのかと思ったほどだ。乗り降りしやすいようにと、6万円かけて車高を3cm低くしたのだが、足が固いのは相変わらずで、乗り降りは以前と同じように苦労した。気休めにもなっていなかった。

甲州街道を西へ走り、上野原から県道35号線を南下。二車線の場所もあるが多くは1車線の狭くてクネクネした山道だ。
しかし天気は快晴で、低い太陽光線に輝く木々が実に美しい。小川が流れる畑が目に入り、思わずバイクから苦労して降りて撮影。

上野原市南部

厳道峠は秋山温泉から入っていく。狭い道で曲がりくねっており視界が悪く、対向車が来ようものならぶつかる危険性大だったが、まったくクルマも自転車もバイクも来なかった。厳道峠に関する数年前のホームページはまだ未舗装の写真が載っていたが、全線舗装されていた。けれども小石の落石や堆積した落ち葉が多く、なんどかタイヤがスリップした。



峠の頂上は普通石碑くらいあるのだが、ゲートしか目に入らずそのまま通過してしまった。あとで聞くと、小さな碑があったそうだ。また、視界が開ける場所から右側に富士山が見えたそうだが、左を見ていたのでまったく見えなかった。再び行こうとは思わないケド。



峠を下って国道413号、道志みちに出た。道志村に行くのは二度目だ。一度目は30年以上前、学生時代に自転車でやってきた。
山梨県道志村(どうし・むら)は今でこそ国道沿いにキャンプ場や温泉、民宿が広がり首都圏からの観光地・保養地となっているが、当時の道はぐじょぐじょの地道。ちょうど舗装化工事をし始めたころで道路は掘られてぐちょぐちょ度は通常よりもひどかった。そこに雨が降った中を自転車で走ったのだからたまらない。もし足でも地面に付こうなら、くるぶしまで泥に埋まってしまった。道志村は「秘境のウンコ道」のイメージが強かったが、今ではすっかりきれいでまっすぐな国道ができて、往時の面影はない。しかし死傷事故まで出る、交通事故の多い道になってしまったという。



国道沿いにそば・うどんの店、「藤よし」があったのでそこで野菜うどんをいただき、そんな話を聞いた。
野菜やきのこがたっぷりの、おいしいダシのうどんだった。店もきれいだ。
これまでツーリングで立ち寄った食事どころはほとんどがおいしかったのだが、本当においしいのか空腹は最上のソースなのか、たぶん前者だろう。

藤よし

藤よしの駐車場からの眺め。山の稜線が逆光にくっきりと映えて日本の原風景のようだ。



そして、ついにバイクの走行距離が1000kmを超えた。1000kmまでは「ならし運転」らしいのだが、エンジンをカラぶかしたり何度も転倒したりで散々だ。

1000km

日のあるうちに帰宅したかったので日帰り温泉にも入らず、村の中心部にも行かず、413号線を相模原まで出て、コストコの脇を通って4時に帰宅した。
尻と左手(クラッチ操作)が痛かった。



ところでこのヤマハセロー250ですが、津久井町のセブンイレブンで休憩していたら、通りかかったおっさんがシゲシゲと眺めて、「かっこいい、わしも欲しい」と。コケてる割にはきれいなのでそう思ってくださったか。3cmほど短足なんですけどね。

今日の厳道峠ツーリングをGPSの軌跡で振り返ってみよう。ちょっと調子が悪く、きれいな軌跡になってないのが残念。機械の調子なのか、衛星の調子なのか、わからない。拡大するとギザギザです。ギザうざい。

全貌。上部の国道20号線、上野原から入って、下部の国道413号線道志村に抜けた。
厳道峠

厳道峠を拡大する。中央部で尾根を越えているように見えているのが峠部分。
厳道峠

峠からの眺め
厳道峠

右下のUターンしているところが道志渓谷にかかる橋。
厳道峠

橋から渓谷を眺める。この写真を撮影して帰宅の途についた。
道志渓谷

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