廃線前を訪ねて


かつて北海道の大地を駆け巡っていた、今は廃線となった国鉄ローカル線のありし日の姿。

©北川宣浩 2000
夕張線

 

廃線前を訪ねて

留萌本線


線名:留萌本線(るもい・ほんせん)
区間:深川(ふかがわ)-増毛(ましけ) 50.1Km
全駅:[廃止された区間のみ]留萌(るもい)-瀬越-礼受-阿分-信砂-舎熊-朱文別-箸別-増毛
開業:1910年11月23日 深川-留萌
全通:1921年11月05日 留萌-増毛
廃止:2016年12月05日 留萌-増毛
訪問:1974年08月05日

留萌駅入場券

留萌本線は本線と名乗る割にはわずか50km程度で、しかも終着駅はその先がない増毛(ましけ)駅で、なぜ本線と名乗ったのかわからなかった。
最初に訪れたのは札沼線の終着新十津川駅から石狩沼田駅までクイズのポン友森田敬和と北海道旅行で訪れた時で、1982年のことだった。その前年に高倉健主演の映画「駅・STATION」が公開され、増毛がロケ地になっていたので、憧れて行ったのだろう。
増毛駅

この時は、高倉健が演じる三上英次が雄冬の出身だった。雄冬は今では札幌から立派な国道231号線が通じているが、当時はまだ工事中で、渡船で行った。映画と同じく、我々も船で雄冬岬を経て、雄冬の町に行ったのだ。
雄冬への渡船

2007年11月、知り合いの広告会社がクライアントの製薬会社の広告で、北海道根室本線の大楽毛(おたのしけ)駅から増毛駅への鉄旅ルポを提案してきた。AGAつまり薄毛の治療薬の広告で「旅と鉄道」に出稿するという。
釧路もよりの大楽毛駅から、新得の狩勝峠を越えて、深川駅から留萌本線に乗り込んだ。

増毛駅

留萌駅・増毛駅の記念入場券を買い求めた。

留萌駅を出ると1両のローカル線は海沿いを走る。いくつかの無人駅を経て増毛駅に着いた。
留萌本線

増毛駅は無人駅になっており、行き止まりの終着駅のわびしさがそのままこみ上げてきた。ひとしきり駅名標の写真を撮って、増毛の町を散策した。
増毛駅
増毛駅

確かに私の髪の毛は怪しくなっていたので、増毛(ぞうもう)とも読める増毛(ましけ)駅に行くのも一考かと思った。ルポはなじみのカメラマンと一緒で楽しく、髪の毛もその後は増えただろう。当時のブログ記事はこちら
増毛駅

増毛駅にはレンタカーやバイクでも訪れている。なんとなく思い入れがあるのだ。
列車の来なくなった駅舎は観光施設として往時をしのぶ姿に改築され、観光客を待っている。

 

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