東京都檜原村の
時坂峠を越えて、未舗装路をヘロヘロで走って小岩集落に出た。
ここからさらに西へ走ると
風張林道(かぜはり・りんどう)に出るという。特に
風張峠付近からの眺めは絶景で、地元の樵(きこり)から「ぜひ行ってください」とお勧めいただいた。
快適な都道のワインディングを楽しんでいると集落に出る。この
藤原集落には交差点があって、4つの道が交わる。
どの道も狭くて行けそうにないのだが、風張林道は直進する。
この写真の右が直進。奥多摩周遊道路には行けないとの看板が出ている。
さらに走ると
白岩沢という場所に出る。
ほとんど180度の鋭角に、右に曲がる、というか登る道が出てくる。道の左側は転回用の広場になっているほどの場所だ。
その道を登る。いきなりかなりの急坂なので自転車は大変だろう。
ハイカーがいるかもしれないし、車が降りてくるかもしれないから注意。
しばらく山道を走ると右側に「
檜原きのこセンター」が現れた。
ここは舞茸工場で、直売もあるのだが工場なので門を入ってからがわかりにくい。
カウンターらしきものが置いてある建物が販売所なのだが、ついつい通り過ぎてしまった。
ここで舞茸1パック500円を購入。さらに道を走る。
ちょっと走ると道がふた手に分かれる場所になるが、この右側が風張林道だ。
狭い道だが交通量は少ない。クルマには出会わなかった。
道が下り坂になってしばらく走るとゲートが現れてしまった。
奥多摩周遊道路の風張峠駐車場に出るのだけれど、しっかりと鍵がかかって車やバイクは通り抜けができない。
かろうじて、左側に人が一人通れる切れ目が用意されており、自転車はそこから抜けられるだろう。
やむなくここで記念撮影して、引き返すことにした。
ちなみに、帰り路から遠望した東京都心部のビル群。
再び白岩沢に戻り、さらに右側(西側・道の奥)へ進むと、300mくらいで左への分岐道が出てくる。
林道入間白岩線で数馬(かずま)に抜けられるのだが、すごい未舗装路だ。
念のため徒歩でちょっと登ったが、道に溝ができており、ビッグスクーターで走るのを断念して戻った。
夜は
瀬音の湯でぬるぬるのお湯に浸かり、樵の元上司の取締役夫妻も電車でやってきて、焼肉パーティとなった。
単身赴任の樵宅は一人用の調理器具ばかり。
この小さなフライパンでとてもおいしい肉を焼いて、ツバメのヒナみたいに肉を分けていただいた。
どうもごちそうさまでした。