火星ちゃん、日本の鉄道全線完乗[1997/03/02]


 
●石野まゆみさんから花束をもらう
火星ちゃんは、実は建設省に勤めるお役人。福岡県の国道事務所に勤務している。
鉄道が好きで20年も前から列車に乗り続け、1997年3月2日、鉄道マニアのあこがれともいうべき、日本の鉄道全線を完乗した。最後の駅はJR東日本の東京駅地下ホームだった。
鉄道全線完乗とは、日本の鉄道、つまりJRも民鉄も路面電車もモノレールも、旅客が通常の手段で乗車できるところのすべてを乗ってしまう遊びである。実は私も1984年3月22日に、当時の国鉄日豊本線北川駅で全線完乗しているのだが、その後の民鉄や、民営化後のJRには手が(というかお金と暇が)回らなかった。
●カメラ目線
火星ちゃんの本名は、上田伸行という。しかし、中学のころについた渾名はインベーダーで、その後、火星人、火星ちゃんへと変わっていった。それはその姿を見れば誰もが納得するだろう。
ぼくと火星ちゃんの出会いはクイズである。火星ちゃんは鉄道のほかにクイズという、ぼくと同じ趣味があったのだ。火星ちゃんはその姿を最大限に活かし、クイズ番組の特異なキャラクターとしていくつもの番組に出場。タイムショックでは5週勝ち抜いて優勝してしまった。チャンピオン大会があって、そこでぼくと出会ったのだが、火星ちゃんに言われると、別の友人を通じて、もう少し前に会っているらしい。
●すでに国鉄全線完乗をした、私と落合義和君とともに
火星ちゃんにはいくつもエピソードがあるのだが、福井県の永平寺を拝観しようと門で拝観料を払おうとしたところ、「お寺さん関係は無料ですよ」と言われたとか、「渾名は火星人です」と自己紹介したら、「そっくりですねー」と言われ、「おめーら、ほんものの火星人みたことあんのか」と反論したくなったとか、おかしーです。
火星ちゃんは、まだ独身なのでなんとかしてあげたいです。


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